子羊が二頭 ページ3
キャハハハハ！と楽しそうに笑う彼女はなぜかとても不気味だった
『あっれ〜？あたし、HL以外でも有名な筈だけど？』
HL...ヘルサレムズ・ロッドの事か。
異界と現世の交わる町
そこには、13王と言う者がいるのは噂で聞いていたが、まさか本当にいるとは思わなかった。
すると、彼女は僕らが唖然としているのをみて、またキャハハハハハと笑って、こういいはなった
『来年の、このムシケラが死ぬ一日前まで待ってあげる。それまでにあんたらがコイツを殺せなかったら…わかるよねぇ？』
その顔は言動とは似つかず、とても笑顔で嬉しそうだった。
「そ、そそそそれはつまり…私が死ぬ直前になって殺すってことですか！？」
先生が口を開くとまたもや嬉しそうに
『そ〜ゆ〜こと。あ、ついでに、それまでに殺せなきゃ、私があんたらを殺すから。そこんとこよろしく〜。わたしもぉ、最近忙しいから、授業には殆ど出ないからねぇ〜〜』
僕らを、殺す？
彼女は平然と、さも当たり前であるかのように、そう言った。
勿論、皆は怒るわけで
「はぁ！？ふざけんじゃねぇよ！破滅王だか何だか知らねぇけど、何で俺らまで殺されんだよ！意味わかんねぇ！」
『あったり前でしょ〜？あんたらの力が足りなかったって事なんだから〜、じゃ、そう言うことでヨロシクねぇ〜』
やはり、彼女は可笑しい。
寺坂君が怒るのも分かってしまう
皆も、この転校生の発言に苛立っていた。
「ちょっと良いですかぁ？貴女、どういう身分なんですかぁ？」
カルマ君だ。
って、挑発しちゃだめ！
『ほ〜んと、この国の人間って平和ボケしてて、つっまんない国ねぇ〜！もっとこう、毎日ぴーぎゃーわーぎゃー騒ぎなさいよ〜！退屈しちゃ〜う』
「答えになってませんけど〜？」
あぁっ！さらに煽っちゃ駄目！
『だからぁ、破滅王だ、つってんでしょうが。あ、あんたらまさか13王知らないの〜？だとしたら、よっぽど平和ボケしてんのねぇ〜。と・に・か・く！あたしの事はいいのよぉ〜〜！そろそろアレを見張らなきゃ！』
そういって、パソコンを何処からともなく出して広げて、更に小型のカメラの付いた機械の巨大な鳥が自然な動きで机の上に止まった。
そして、鳥の機械の何処かからSDカードを抜いてパソコンに差した。
『ふんふ〜ん。さってと、義眼のガキは〜？おっ、いたいたぁ〜♪』
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かのんP。(プロフ) - 夢主ちゃんすごいはっちゃけてますねw更新頑張ってください！ (2017年6月19日 14時) (
レス) id: c91d5e8e61 (このIDを非表示/違反報告)
紅雨優 - 面白いです！続きが気になります！応援しています！これからも頑張ってください！ (2017年5月21日 23時) (レス) id: 6847829098 (このIDを非表示/違反報告)
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