ナナイロノオト

Big Baby Birthday ページ2

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智洋くんと別れて、
俺はサッカー部の場所へ…



｢ 智洋に送ってもらったん？ ｣


望 ｢ わっ！淳太！ ｣



淳太 ｢ 一応、先生付けて。 ｣


望 ｢ 先生の方の淳太だ〜！笑 ｣


淳太 ｢ はぁ、ほんま… ｣



望 ｢ 具合悪い猫ちゃんおるから行くねんて。
ほんでついでに送ってくれた！ ｣


淳太 ｢ 大丈夫そうやった？ ｣



望 ｢ うん。
他の人も見てくれてるからって。 ｣


淳太 ｢ それならええけど… ｣



望 ｢ 淳太は今日何時帰るん？ ｣


淳太 ｢ いや、俺の車乗って帰ろうとせんとって。
自分で部活終わったら帰り。 ｣



望 ｢ ちぇっ ｣


淳太 ｢ こら。ちゃんと友達と帰りや ｣



望 ｢ 誕生日やからってのは…？ ｣


淳太 ｢ うちの部活待ってたらもうすぐ
夏のコンクールあるから、普通に遅なるで。 ｣


望 ｢ はぁ…そうか、、 ｣



あーあ、残念。

1番上の兄貴である淳太は中学校の先生。


ちなみに、うちは先生ばっかり！


照史は幼稚園の先生してるし、
小学校も途中で異動とかあったけど大毅がおって…


流星は………まぁええや。



家族やから同じクラスとかにはならんし、
授業とかも受けたことないけど。


双子が同じクラスにならんのと一緒なんかな。



ほんで1番意外なのは、
崇裕くんは高校の教師！！


家でポンコツ発揮すること多いから、

ほんまに授業できてるん？

って感じやけど。



高校も中学と同じで、
教科ごとに別れてて得意な科目だから〜

とか言うとった。



そうして今日も部活が終わって。


俺は普通に帰ろうとしたら…


｢ なんですぐ帰んねん！ ｣

｢ 自分の時だけ無いとかおかしいやろ！ ｣


と…

まぁ…そんなあれやないよ？


でも、いつも近くの自動販売機で、
部活のみんなで部活帰りにジュースで乾杯。


このダラダラした時間も意外と好き。


小学校までは夏休みで、
友達に祝ってもらうことなんてなかったから。



…嬉しいなぁ。





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