私、腹黒くんのお姉さんですっ!?【リクエスト大募集中!!】

おかえり ページ1

Aside



『じゃ、ありがとね。』


天「待って。奏太くんに僕も会っていきたい。」


『色んな意味で嫌な予感するから帰ってください。』


天「わかったよ(´-ω-`)」


『あ、服。』


天「今度でいいよ。」


『ん、ありがと。』


天「じゃーねー。」



天ちゃんを見送って、玄関の扉を開けた。



る「姉さん!!!!!」



瞬間に、るぅちゃんが抱き着いてきた。



る「心配した……。」


『ごめんね、本当に。』



その奥には、すとぷりメンバーもいた。



な「熱あるって聞いたけど、大丈夫？」


『うん、大丈夫。』



そう言って笑って見せたけど、るぅちゃんには全てお見通しのようで。



る「日頃 熱出ないしきついでしょ？
はやく寝よ。」






私を寝かせると、せっせと冷えピタを持ってきたりするるぅちゃん。



る「僕、怒ってるんだからね。

倒れるまでムリして……。」


『さっきまで散々 天ちゃんに説教されたよ。』


る「僕は、姉さんにもおこってるけど自分にも怒ってるんです。

姉さんの様子がおかしいのに気付いてたのに。
人に頼るのが苦手なのも知ってたのに。

なのに、姉さんを止めなかった。」



そっと、私の手を握る。



る「天月さんに、姉さんが倒れた時のこと聞いたんです。

正直、すっごく怖かった。
その時に天月さんがいてくれなかったらーーーって。」



握っている手から、るぅちゃんが震えてるのがわかる。



る「無事で、よかったぁ。」


『うん、ごめんね。』


る「今度から、ちゃんと言ってね!!!」


『…善処はする。』


る「十分です。」



そう言って、るぅちゃんはにっこり笑った。

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