最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ10)

今日:17 hit、昨日:74 hit、合計:50,579 hit

↓ ページ10

個人競技で何度か勝って、焦凍と戦うことになった。

プレゼント・マイク先生の選手紹介では

もちろん双子というワードは使われたし、

父が見に来ている事もネタバレされてしまった。

「焦凍、絶対手加減するなよ？父に認められたい。」

焦凍『いつも手加減してるのは姉貴の方じゃないか。』

炎と氷が全力でぶつかり、もちろん水蒸気爆発が怒ってしまう。

焦凍は個性を使い、私は根性でステージに残る。

「焦凍、火力対決しよう。」

先程の焦凍は試合中炎を出していた。

水蒸気爆発はタイムロスになるので火力対決を提案するが

話を聞かない焦凍は私の足元を凍らせようとする。

瞬時に気付き靴を脱ぎ捨てたが

先程の副作用でステージ上にコンクリート破片がいっぱいあり

足が壊れ始め動きが鈍くなる。

そこを上から叩きつけられて敗北する。

「やっぱ勝てないなあ。」

焦凍『ここまで持つやつは姉貴以外居なかったさ。』

物間に足を治癒してもらい、エンデヴァーの元へ向かう。

「お父さん。」

エンデヴァー『お前の試合も見ていたぞ。今まで全く稽古していなかった割にはいいんじゃないか。』

見てくれていたのかと感動していたが、

焦凍の方には父自ら行っている事を知り

やはり弟との差を感じる。

拳藤『Aちゃん！あの爆発耐えるとか人間なの！？』

B組観覧席へ戻ると決勝待ちのクラスメイト達に

感想を言われる。

物間『足も凄いことになってたのに戦い続けるなんてね。』

拳藤『試合終了後すぐにAちゃんに物間派遣させといて良かったよ！』

「いやほんと、物間には助けられたよ。私もズタボロなのにA組集団治癒させられてたからね。」

物間『A組…』

A組に強いコンプレックスのある物間はまた

文句を言っているが一佳ちゃんに怒られていた。

「父に、エンデヴァーが私の試合も見ててくれたみたいで。」

拳藤『え！良かったじゃない！』

「でも、焦凍に勝てなかったし。焦凍の所には父から行ってるのに私は自分から会いに行かないと、」

悔しくなって下を向くが、ブラドキング先生に前を向かされる。

ブラドキング『今の悔しい気持ちはしっかり受け入れて、それでも尚且つ弟のいい所は吸収しろよ。』

焦凍と爆豪の決勝を涙を堪えた目で見る。

爆発で焦凍は吹き飛び、爆豪が優勝する。

1位爆豪勝己、2位轟焦凍、3位轟A

焦凍より順位が低いのは納得出来なかったが

目立てるステージに立てたと思っている。