最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ47)

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30.卒業ページ47

緑谷くんが雄英を離れる事件に

何も知らない私を利用したことなど

色々父から謝られた。

焦凍にばかり執着して、私が炎熱を使える事を

知ろうともしなかった事も謝られた。

緑谷くんの事に巻き込まれたおかげで

遠隔治癒も出来るようになったし

ヴィランになってしまった燈矢兄のおかげで私も

最大火力で青い炎を使える事もしれたし、

燈矢兄の火傷をみて病院で自分を診てもらった結果

私は無意識のうちに微力ながら

自己治癒して火傷に至らなかったことも知れた。

色んな人達のおかげで私は進化し続けている。

三年の春。

私達は誰1人欠けることなく卒業した。

私はあの日以降、

全生徒を覚えて全員に最低限の遠隔治癒を行い続けた。

あの時より前に居なくなってしまった人達はもう二度と戻らないが

私達の先輩、後輩も今は誰も欠けてない。

ブラドキング『轟A。卒業おめでとう。リカバリーガールと共に雄英の保健室として働かないか？ルークワーム』

「ブラキン先生。お話は有難いですが、私はヒーローになります。」

正門前で待つ物間、一佳ちゃんの元へ走る。

「先生！ヒーローが出来なくなったら雄英に帰ってきてもいいですか！」

ブラドキング『ああ。出来ればあまり早くは来るなよ。』

雄英高校の生徒としての轟Aは幕を下ろし、

エンデヴァー事務所の

新人ヒーロールークワームとしての人生が始まった。