好きな女 ページ24
｢陣平さん？｣
電話中？と声を掛けてきたのは
風呂上がりで素肌をさらけだしてるような
少し露出の多いA。
は？思考がおっさん臭いって？
仕方ない、好きな女なのだから。
松｢おう、すぐ終わる｣
｢お仕事？｣
松｢いや、ただの世間話だ｣
｢ふぅん。｣
短い文だけ見れば、短時間の反応を見れば
以前も何も変わらないのに、暗闇に
1人に酷く脅え俺にしか頼れないAは
不謹慎なのだが可愛いとさえ思えてしまう
ガシガシ、と言っても俺なんかよりは軽く
髪をタオルで拭いてソファへと腰をかけた
Aの背中を見ながら続きを話す、気にもなれず通話はそのままAの横へと腰かける。
｢あれ、電話終わったの？｣
松｢おー、たぶんな｣
クスクスと笑って、多分ってなに？と
聞かれる。
本当にこうしていれば前となにも、
強いて言うなら落ち着きがプラスされたかくらいなのに。
暗くなった瞬間に起きる過呼吸など忘れられさせる態度なのに。
｢陣平さん、あのね私話したいことあって｣
そう改まったAは座って前を見ていた視線をわざわざこちらへ寄越した。
そんなAに俺も横向きに座り直して視線を合わす。
通話中の携帯のことなどもう忘れた。
そのうちあっちから切るだろうと高を括る。
今はこっちの方が重要だ。
｢私ね、なんで陣平さん以外の…研二とか、航さんとかに甘えられないのかなって考えたの｣
松｢ちょっといいか、その前に｣
今から話されるのとが大切なことだと
Aにとって、俺にとって大切なことだと
分かってはいるのだが先日からずっと
モヤモヤしていたのだ。
松｢なんで萩原は呼び捨てでほかはさん付けなんだ｣
その呼び方に違和感しかないのだ。
元々は萩原を含めた同期全員が名字+さんだったのが名前+さんになって落ち着いていたのに
なぜ萩原だけが。嫉妬？ヤキモチ？どれでもいい。ただそれだけが気になっていたのだ。
｢…じんぺー｣
松｢…おう。｣
なぜ今なのだと思いっきり顔に書かれているが気にしないことにする。
話を止めて悪かったな、と言えば
続けてもいい？と返されて話はまた再開される。
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Hrry(プロフ) - ほのかさん» 幸せにします！絶対！ありがとうございます！！ (2019年10月19日 19時) (
レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 夢主さん、頑張って!胸がギュってなるぅ・・・。凄く切なくなるけど、幸せなラストを待ってます!Hrryさん、頑張ってください! (2019年10月16日 22時) (レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
Hrry(プロフ) - 頑張ります！！今から分岐に向けてラストスパートです！！！ (2019年10月16日 17時) (レス) id: 94eb334c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 続編来ましたね！！Hrryさんの小説、大好きです！此れからも楽しみにしてます！無理しない程度で頑張って下さいね♪v(*'-^*)^☆ (2019年10月13日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hrry | 作成日時：2019年10月13日 15時
