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心の友ページ27

、、、っていうのが、あんたとおんなじ、いや、それ以上に間違った考え方をしていた私がその考え方を捨てることが出来たお話。

要するに、私たちって言うのはライバルだけどいがみ合うのは良くない、仲間だけど馴れ合っちゃダメ。

お互いが常に高め合う存在でいて、常に認められる自分でいないとダメ。

はあ、自分で言ってても“ダメ”が多すぎる。
難しいよねえ。普通のアイドルってこんな雰囲気醸し出してないし。

だから、今は完璧に理解してなくても良いと思うの。ただ、あなたは必ずしも一人で何か抱えなくて良いって事。
分かった？」

JK「、、、うん、ありがとうA。気使わせてごめん。
俺、人見知りだから未だにここが怖くて、、その、ナムジュニヒョンを初めてここで見て、憧れてここに入ることを決めたんだ。

でも、まだほとんどまともに喋ったことがなくて、、だれとも。
今のAが初めてなんだ。その、、、だから良かったら、、その、俺と、その、、仲良くしてくれたら良いな、」

「うんっ、もちろん！！

私もナムオッパに憧れてSMからここに来たの。ちょん・じょんぐくも同じって言うのはホソギオッパから聞いてたけど、ねえ、詳しく聞かせてよ！」

JK「分かった、分かったから、ちょっと待って。

　その前にお前、俺のことちゃんとオッパって呼べよ？
百歩、いや一万歩譲って緩～い敬語は許してやる、Aは日本人だろ？お前の国は俺らより上下関係キツすぎないって聞いたし、でもさすがに緩～くで良いから敬語にしとけ。
こっちでの処世術だから。」

あーやっぱ？でも、なぜかこっちの方がしっくりくるんだよね。
仰々しくなく、言い合いの出来るような、そんな関係性。それになにより、、

「オッパ、私のライバルなんだもん」

JK「、、いやそのライバルってのもどうにかしたいんだけどな笑じゃあさ、いいよ、今のAの態度で。

ただし！ライバルじゃなくて、そうだな、、

“心の友達”にしない？

今Aが教えてくれた“高め合う仲間”を超えて、もっと大きく強く支え合える存在でいたい。

あーちょっと図々しいかな、でも本心なんだ。
多分、俺、今お前のことをすごく尊敬してる。
もっと話したい、もっと知りたい。

お前のことも、この世界のことも、何よりお前が心から愛す“音楽”のことも。

今、明確に思ったよ。

お前と同じステージに立ってみたいって。

他の誰でもなく、お前がいるステージで一緒に輝きたいんだ。」