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周りを取り囲まれている。
相手はイライラしている様子だが、まだ余裕さを保っている。
もう少し焦ってくれたらやりやすいんだけど、と考えながら慎重に辺りを見回す。
女子たちは、腕を組んでニヤニヤしながらこちらを見ている。
あたしが簡単に組み敷かれると思っているんだろう。
バレー部を支える立場なのに、足を引っ張ってたら意味がないと悔しくなる。
この程度、1人で乗り越えないとなぁ。
「マネやめるって言えば、すぐ帰したるで」
A「自分で帰りますので、お気遣いなく」
「えー、なんでそんなに余裕なん?
ほんまに状況分かってる?
俺らAちゃんのこと、襲おうとしてるんやけど」
「なんならっ!動画撮ってまわしたるんやからなっ!」
あたしの態度が変わらないからか、女子たちも少しずつイライラしてきたようだ。
A「あたしが勝負に臨むとき、相手のことは調べます。
どんな癖があるのか、なにが得意技なのか。
あなたたちは、それをしませんでしたね」
「はぁ?なんでそんなこと分かんねん」
A「あたしに、この形式で喧嘩売ってきたからですよ」
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智紀 りょう(プロフ) - 兵長大好き女子です!さん» わあぁぁぁコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです・・・( ;∀;) そのお言葉でさらにやる気になりました!またぜひ遊びにいらしてください! (2023年2月4日 9時) (レス) id: bd4269a656 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - はじめまして!最近こちらの小説を読ませていただいたのですが、もう本当にめちゃくちゃ面白いです!更新頻度も高くてびっくりしています!お忙しかったりするかと思いますが、これからも頑張って下さい!更新楽しみにしています!(^ ^) (2023年2月4日 1時) (レス) @page48 id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年1月30日 17時