46*飴玉ころり ページ47
駅から家までの道をゆっくりと歩くももう夕方でお腹が空いてきた。
｢飴食べる？｣
｢食う。｣
小さな袋にはのど飴や甘い飴、国見に貰った塩キャラメルも入っている。
中を見せればそこから1つ取り出し口に含んでいる。
飴を食べてる時ほっぺた膨らますから可愛い。
｢何にしようかなぁ。何味だった？｣
｢はちみつりんごって書いてある。｣
｢私もそれにしよ〜｣
袋を漁るもそれは無く、飴自体は自分も食べるけど大体友達に配ったりしてるから食べたことないのもある。
仕方なく柚子と蜂蜜の飴にしよう。
｢同じのもうねぇの？｣
｢今ので売り切れですね。｣
｢おい｣
呼ばれた声に隣を向けば、突然唇を塞がれるから驚くも…それ以上に暖かい物が唇を伝い中に侵入してくる。
どうしていいか分からなくなり、飛雄の制服を掴んでいた。
広がる甘みは甘すぎて…
｢んっ…飴…？｣
｢食いたそうにしてたろ。｣
｢だからって渡し方…
もう、ほんとっ、もう！｣
珍しく声を出して笑ってるけど、笑われてるんだけど…
指で口元を拭う飛雄が男の子過ぎて、やっぱりドキドキしてるのは私だけなのだろう。
…本当こういう事をどこで覚えてくるんだろうか。
｢なんか飛雄がえっちぃ…｣
｢そうか？｣
｢…ドキドキすんのはいっつも私ばっか。｣
飛雄の頬に手を這わせ、少し背伸びした。
唇を一瞬合わせ、もう恥ずかしさでビリビリと焼き付きそう。
…その為ダッシュで逃げると言う。
｢なっ、テメェA、待て！｣
｢もう無理、外だし、恥ずかしいぼけぇ！｣
｢ボゲって、おい、A！｣
｢ヒィ…!!｣
走って来る…！
あの目付きで迫り来られると怖いんだけど…
スポーツテストばりの疾走をしているけど
流石に走りで体力バカの飛雄には勝てず、伸びてきた手に腕を捕まれた。
身体が反転し、胸の中に閉じ込められている…
｢何逃げてんだよ、走って俺に敵うと思ってんのか｣
｢思ってねぇです。｣
｢体力落ちたんじゃねぇの｣
｢…否めない。
あのね、やはり場所を考えてほしいです。
イチャイチャしたいけど、お外は誰に見られるかわからないし、勿論飛雄といるところ見られて恥ずかしいとかじゃないんだけどね…倫理的に。｣
｢分かった。周りも見るようにすればいいんだな｣
｢うん。｣
｢お前達道の真ん中で抱き合ってんじゃないよ！！｣
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猫 - 影山甘い感じで可愛い！ (2022年3月29日 20時) (
レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！甘々の影山最高です。更新待ってます！ (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年9月27日 19時
