42*女王様…？ ページ43
日向翔陽side
｢ナイスレシーブ。
足使うともっとキレイにボール上がるよ｣
影山もだけど、白雪さんはひとつひとつの動作がキレイだ。
それに影山と違って褒めてくれるし、教え方が優しい。
｢日向君は身体能力って言うのかな、運動神経が良いね。
バレーはまだ練習が必要だけど、それを補えるだけのものがある、気がする。｣
｢あんまり甘やかさない方がいいよ。
すぐ調子乗るから。｣
通りすがりの月島が余計な事言う！
ちょっと雰囲気似てるくらいだけど、この二人ははとこらしい。
月島は意地悪だけどな。
｢白雪さんは高校でバレーやらないの？｣
ちらりと目が合う。俺が上げたボールを白雪さんはトスでこちらに流すから俺もオーバーハンドで返す。
それが数回続いた。
｢今は選手より観る専。
…もう身長も止まっちゃったし。｣
｢それでも俺より高いじゃん。｣
｢…選手としてのバレーはもうやらない。｣
ハッキリとそう言われるから、何か、身長以外の理由があるのかもしれない。
あっちでは東峰さんや田中さんがスパイクの練習をしている。
スパイクは好きだけど、レシーブもちゃんとやらなきゃいけないって今は思う。
｢スパイカーだったんでしょ？
白雪さんのスパイク見てみたい！｣
｢…男子のネット高いからなぁ」
｢俺が上げようか。これでもセッターだぜ。｣
菅原さんが近くに来てくれ、俺は白雪さんのスパイクが見れるかもってウキウキした。
本人も菅原さんに言われたら断れないのか小さく頷いている。
｢ネットから少し離れたボールだと嬉しいです。｣
｢任せて！｣
なんだなんだとノヤさんや他の部員も見守るし、それに気付いたのか白雪さんも｢気にせず練習してください｣って恥ずかしそう。
｢行くぞー｣
菅原さんが上げたボールを白雪さんが見定めながら助走し、両手を広げ、飛び
ドン！！
床に叩きつけられたボールが跳ね飛ばされていた。
｢すっげぇ！！
フォームキレイだなって思ったらボールはすぐ落ちてきた！｣
｢やっぱり男子のネット高いね…｣
｢それでもすげぇよ！練習いっぱいしたんでしょ？｣
｢…いっぱいした。
部活もだけど飛雄と自主練したり、うちの主将及川さんに沢山教えて貰ってたんだ。｣
｢え…
練習相手が王様で、師匠が大王様…？
白雪さんは女王様ですか…？｣
｢え？｣
優しい笑顔と教えた方が急に怖くなってきた…！今はニコニコしてくれるけど、いつか影山みたいに暴言吐くんじゃ…!!
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猫 - 影山甘い感じで可愛い！ (2022年3月29日 20時) (
レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！甘々の影山最高です。更新待ってます！ (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年9月27日 19時
