40*脳天直撃 ページ41
菅原孝支side
「…何してるの？」
タオルで汗を拭きながら、外の風でも浴びに来た月島とその後ろには山口。
Aちゃんに気付いたのか話しかけて来る。
相変わらずやる気の無さそうな顔だけど、はとことは仲良くできてんのか…？
｢ケイちゃんに会いに来たんだよ｣
｢どうせ王様デショ。｣
｢偵察に来ました。｣
｢え、そうなの？！｣
二人の会話を見ていて驚いてしまったのは俺で、ちょっと垂れている目が可笑しそうに笑っていた。
声を聞きつけてか大地や旭、田中と西谷まで入り口に集まってくる。
｢冗談ですよ。友情とか信頼とかそう言うの利用するのは好きじゃないです。｣
なんと無く、月島のはとこなんだな…って思わされた。
初見の旭と、何故か緊張している西谷とも挨拶し、未だに気付かない影山と日向はどうかと思うけど。
田中と西谷、Aちゃんが円になって会話をしている。
ドキドキって音が聞こえてきそうな二人に彼女もいたずらっ子みたいな顔。
｢潔子さんと遊んできたんだろ？｣
｢はい。常に可愛くて美しくて目に焼き付けてきました。｣
｢羨ましいぜ…｣
Aちゃんも清水が大好きなんだろうな。
こそこそと話したあと何故か田中の後ろにAちゃんが隠れて練習している二人の方に。
田中のウインクはいらないけど、何かの合図とその様子を見守る事にした。
｢影山、俺にもトス上げてくれ。｣
｢ウス｣
田中がボールを影山の頭上に上げ、助走する時にAちゃんと入れ替わり彼女がボールを見定めて走る。
｢おぉ、白雪さんのスパイク！｣
｢…ア"？
…は？…イデッ｣
Aちゃんに気づいた影山は頭上のボールを捉えられず、そのまま頭にボールが落ちた。
それを日向と田中は笑うし、影山なんてまだ状況を理解していない。
珍しく眉間のシワがないじゃん、影山！
こう言うの見たかった！
｢へぇ、影山の彼女だったのか。｣
｢青葉城西のマネージャーさんだ。
あの影山も動揺したりするんだな｣
｢旭は青城との練習試合の時居なかったもんな。｣
｢彼女居ることにも驚いたけど、影山って日向みたいな元気な子が好きそうだから｣
旭の話に大地も妙に納得している。
｢旭さん、影山だって男ですよ！
Aちゃんは胸がでかい。それにおっとりしてそうで可愛いじゃないっスか。｣
西谷は相変わらずの漢だな。
影山が見た目で選ぶのかは疑問だけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫 - 影山甘い感じで可愛い！ (2022年3月29日 20時) (
レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！甘々の影山最高です。更新待ってます！ (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ
| 作成日時：2019年9月27日 19時
