16*週末カレシ ページ17
国見には飛雄は恋愛出来なそうって言われてたけど、迎えに来てくれて、手を繋いで歩いてる。
それで満足してしまうから私も大概だ。
家に着き、カラオケのタバコ臭さが嫌でお風呂に入ってる間私の部屋で待っててもらっていた。
｢今日飛雄ちゃん泊まっていく？｣
｢泊まると思う｣
｢お布団干してあるから、泊まるとき出してあげてね。｣
お互いの親は付き合っている事は知っている。
しかし相手がバレー馬鹿の飛雄ゆえ貞操の危機はないだろうと寝泊まりする事を気にしていない様子。
…現に私自身もそう言う展開には成らないだろうと思っている。
部屋に行く頃には8時を回っていた。
座ったままバレーボールを抱えてウトウトする飛雄がいる。
｢飛雄、眠い？｣
｢…眠くねぇよ。｣
明らかに眠そう…そう思いつつブレザーとスカートをハンガーに掛け、クローゼットに片付ける。
貰ったばかりの青葉城西バレー部のジャージ。
真っ白…制服もだけど汚れ目立ちそうだなぁ…
そう言う飛雄のは真っ黒
｢烏野のジャージ？｣
｢今日貰った。｣
｢へぇ、カッコいいじゃん。｣
照れてんのか眠いのか変な笑い方してる…
クローゼットの下にある干したての飛雄の布団一式を取り出しベッドの隣に並べる。
｢泊まってく？」
｢ん。」
布団敷いたことを伝えれば、ノロノロと進みそのまま倒れ込む…どんだけ疲れていたのだろうか。
…そう言えば、朝練５時からって言ってたな。
うつ伏せで布団に倒れてるから、その隣に横になりウトウトしてる顔を眺めつつ頭を撫でた。
180もあってデカイくせに顔小さくて髪の毛サラサラ…
｢…何笑ってんだ。｣
｢飛雄が可愛くて。」
｢可愛くねぇよ｣
「１週間おつかれさま。
明日は部活？｣
｢練習試合あるだろ、だから部活もある…｣
｢私も部活だから普通に起きなきゃ。
言い忘れていたけど、バレー部のマネージャーになったの。結局バレーからは離れられないのかな。｣
｢…ん。｣
落ちるみたいにそのまま寝てしまう。
でっかい子供みたい…
寝顔が可愛すぎる。
ん〜こうさ、黙っていればクール系で勉強出来そうなイケメンだよね。
口開くて言葉遣いの悪さと語彙力の無さが露呈してしまうけど…
何はともあれ彼氏がイケメンであることに変わりない。昔は小さくて可愛かったのになぁ。
布団を掛け、照明を落とした。
私は今週の授業の復習の為、机に向かう事にしよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫 - 影山甘い感じで可愛い！ (2022年3月29日 20時) (
レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！甘々の影山最高です。更新待ってます！ (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ
| 作成日時：2019年9月27日 19時
