【ハイキュー】行き場を無くした努力家【男主】

9話 ページ11

(続き)

今更この2人から逃げたところで、走れない俺と現役運動部の2人とでは、捕まるのが目に見えている



『てか、もう部活始まるんじゃねえの？

俺歩いて行くから、2人は先行ってくれていいよ

第2体育館だよな？』


日「え！？いや、奈木野置いてったら絶対帰るだろ！！」


『帰んないよ、約束する

どうせ今日帰ったところで明日も来るだろお前ら』



昼休みのように、これから毎日放課後捕まるくらいなら、今日見学に行ってキッパリ断った方が早い




日「うっ、、わかった

絶対帰んなよ！第2体育館で待ってるからな！！」


『はいはい

ほら早く行きな』




チラチラとこっちを見ながら2人は体育館へと走って行った




『ふぅ……

一緒に行ってたら運動できないのバレかねないわ

俺あんなに早く走れないし』






体育館に近づくと懐かしい音が聴こえてくる


ｷｭｷｭｯ

ﾄﾞｯ

＿ナイスレシーブ！

ﾊﾞｼｯ

＿も一本！






あぁもう、この場所には戻らないって決めてたのに


この音を聞くだけで戻りたくて戻りたくてたまらなくなる







『……だから、近寄りたくなかったんだ』








？「よし、じゃあ休憩！

休憩のあとスパイクな！」



「「「「アス！！」」」」





丁度休憩入ったみたいだ


どうしよ、誰に声掛ければいいんだろ…




体育館に入ろうにも勝手に入っていいのかわからず扉から顔を出して中の様子を伺う


あ、日向いた


『ひな 日「あ！！奈木野やっと来た！！」…うん』


影「！！」



他の人が休憩しているなかスパイク練をしていた日向と影山が気づいて駆け寄ってきてくれた




『えーと、主将さんか監督さんに挨拶したいんだけど、、』


日「コーチはまだ来てない！」


『あ、じゃあ主将さんは？』


日「キャプテンはあの人！


大地さーん！！！」



“大地さん“と呼ばれた人が立ち上がってこっちに歩いてくる



澤「おお！本当に奈木野依生だ……」


『初めまして、1年5組の奈木野依生です。』


澤「バレー部主将の澤村大地だ

よろしくな！」





できればもうバレーには関わりたくないから、これからよろしくしたくはないんだけど、、

と思いながらも無視するわけにはいかずペコりとお辞儀をした






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