番外編 "もし影山飛雄と結婚したら？" ページ27
『ちょっと、
飛雅｢………んぁ？………今何時？｣
『8時』
飛雅｢……………………今日休むぅ｣
『はっ倒すぞ。起きろ、バカタレ』
飛雅｢いて！｣
なかなか起きない息子の飛雅を起こしに行ってみれば、布団にくるまって爆睡。
起こして時間を伝えれば、休むとか言い始める。
きっかり時間を守って常に五分前行動を心がけてるどこかの飛雄とは大違いである。
飛雄｢おい、俺も起こしに来い｣
『……何布団引きずりながら出てきてんの。子どもか』
飛雄｢起こしに来い｣
『いや行かんわい。飛雅のお弁当作りの途中なんだから』
飛雅｢うわぁ……父さん、大人のくせに母さんに起こしてもらわないとダメなの？…ダメ人間だなぁ｣
飛雄｢うるさい！俺にはAが必要なんだ！｣
飛雅｢………………朝からウザ｣
飛雄｢う、ざ………！？｣
ガーン、とショックを受ける飛雄を見て吹きそうになるがこらえる。
当の本人、飛雅は眠そうに、ふぁぁ、と欠伸をしながら私の手を引いて階段を下りる。
このクールさは、どこぞのメガネを思い出させるが……。
飛雅は、黒髪サラサラヘアに鋭い目付き。
どこからどう見ても飛雄である。
…違うのは性格くらいだな。
飛雅を席につかせて朝食を出す。
『で、決めたの？バレーのどのポジやるか』
飛雅｢んーー。まぁ、一応？｣
飛雅は中学1年になった今年からバレーを始めた。
今までも何度も飛雄は誘っていたが、ヤダの一点張り。
でも、この前の飛雄の世界大会を見てからは目の色を変えてバレーに打ち込み始めた。
それでポジションを決めることにしたのだ。
『どこにしたの？』
飛雅｢……………セッター｣
『…へぇ。なんで？』
飛雅｢ボールいっぱい触れるから｣
『ほぉう………』
飛雅｢？｣
なんやかんや言いながら似てんのかな、なんて思ってリビングの入口を見て笑う。
飛雄が嬉しそうにニヤニヤとしていたから。
それを見て、父さんキモイと、飛雄を息子が叩き斬るのは、また別の話。
end
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ひよ(プロフ) - 最高でした､､､！番外編見てて幸せでした､､､！！！ (9月24日 21時) (
レス) @page36 id: 477ea6ec3d (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄くいい作品でした！こう・・・胸の辺りがぐわぁって熱くなるのがわかりました！素晴らしい作品を書いて頂きありがとうございます！これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年10月25日 23時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Latteさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけていたようで何よりです笑笑ありがとうございました(≧∇≦)/ (2020年7月17日 22時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
Latte(プロフ) - 毎日の楽しみでした！ホントに面白いし、ストーリー性も好きです。素晴らしい作品をありがとうございました (2020年7月17日 21時) (レス) id: 967dd88e76 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - リクエストに答えてくださりありがとうございまた！ (2020年7月17日 18時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年7月12日 11時
