99 トス上げてくれよ ページ3
無事に東京合同練習試合も終わり、学校にバスが到着する頃には日も暮れていた。
着くなり解散がかかったのだが、体育館にあかりが漏れていることに気がついた。
『あれ…誰かいるのかな』
谷地｢お、ほんとだ｣
不思議に思い、2人で体育館を覗くと、日向と影山がコートの準備をしているのが目に入った。
谷地｢あれ、二人はまだ帰らないの？｣
『疲れてるのにまたバレーって…凄いね流石』
日向｢谷地さんに、A！よかったらボール出ししてくれない？｣
谷地｢え"っ！？私に出来る！？｣
日向｢影山の頭上に山なりに投げるだけだから、大丈夫だと思うよ｣
『…谷地さん、任せた。私はボール拾いするわ』
影山｢頼む｣
ということで2人の居残り練に手伝うことにしたのだが…。
日向｢か、げやまぁぁぁぁ！！｣
影山｢くっそが…！放せ！！｣
谷地｢な、仲良くしよ…！？｣
2人は喧嘩を始めたのだ。
自分で戦える強さが欲しい日向と、それよりも目の前の大会に向けて今までしてきた技を優先する影山。
どう考えたって影山の判断の方が正しいのに、何故か日向が食い下がらない。
日向｢トス上げてくれるまで…放さない！！｣
影山｢なんだと！？放せ！！｣
取っ組み合いの喧嘩を始める。
いよいよ危ねぇな、これは。
試合前だ。怪我をしては…。
影山｢オラッ！！｣
日向｢うぐっ！！｣
『日向！！』
目の前で影山にタックルした日向が影山に投げられ、壁で背中を打つ。
私は2人に駆け寄り、飛びかかろうとする日向と影山の間に立つ。
日向｢どいてくれよ、Aおれは！！｣
『これ以上は怪我をする。やめろ、日向』
日向｢このままじゃおれ、ダメなんだよ！！勝てないんだよ！！｣
『ぐっ！！やめろって言ってるやろ！！日向ァ！！』
日向｢放せぇぇ！！｣
『あ、ばれんな！！…っぐぅ！！』
影山｢A！｣
私を押しのけようとするのを抱きとめ、行かせまいと日向を押すが、やはり男子。
力で叶う訳もなく、よろけた時に左足をひねってしまい、足首に激痛が走る。
その場で崩れ落ちた私に影山が駆け寄って来て、心配そうに私の足を触る。
日向はと言うと、酷く傷ついた顔で私を見下ろしていた。
100 困るのはチームメイト→←98 あいさつ、そう欧米の挨拶だ
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shiba(プロフ) - たぬさん» ありがとうございます！がんばりますね(^^) (2020年7月11日 17時) (
レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 眼鏡さん» 一気読みお疲れ様です、ありがとうございます笑 (2020年7月11日 17時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ - とても面白かったです！これからも更新がんばってください！ (2020年7月11日 0時) (レス) id: d6cceb38db (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡(プロフ) - とても……よい……一気読みしちゃいました！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2020年7月10日 16時) (レス) id: 57188926ab (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - まうさん» そう言っていただけて感激です！これからも頑張るんでよろしくお願いしますね(、._. )、 (2020年7月8日 21時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年7月8日 15時
