31 ナイス後頭部 ページ32
田中｢ぶあっはっはっ！後頭部大丈夫か！！｣
月島｢ぶっはは、ナイス後頭部！！｣
菅原｢あ、煽るのダメだっつーの！！｣
澤村｢ヤメロ、お前ら！！｣
腹抱えて笑う田中先輩と月島。
そして、それを止める菅原先輩と澤村先輩。
菩薩みたいなあきらめ顔の日向と、黙って俯いている影山。
修羅場中の修羅場だなこれ。
そのとき、ゆらりと影山が日向に向かって歩き始める。
隣の菅原先輩は、いざと言う時のために影山を止める準備をする。
日向｢ま、ままま待て、話せばわかるっっ！！！｣
慌てる日向の目の前で、ひたり、と歩みを止める影山。
影山｢…………お前さ｣
日向｢ッ…………ハイ｣
影山｢一体何にビビってそんなに緊張してんの？？相手がデカいこと…？初めての練習試合だから…？｣
日向｢……………｣
日向の汗がすごい。ここからでも分かる。
影山｢俺の後頭部にサーブをブチ込む以上に恐いことってー…なに？｣
日向｢ーー…とくにおもいあたりません｣
スパァン、スパァンと自分の後頭部を叩きながら日向に詰寄る影山の顔は 無 。
…無 ほど恐いことは無い。
影山｢じゃあもう緊張する理由はないよなあ！もうやっちまったもんなあ！1番恐いこと！……それじゃあ｣
日向｢！？｣
影山｢とっとと通常運転に戻れ、バカヤローッ！！｣
日向｢……アレ？今のヘマはセーフ？｣
影山｢は？なんのハナシだ｣
おぉ…影山が怒らなかった。
ぼけぇっとする日向を置いて、影山は私の元へと歩いてくる。
影山｢A｣
『ん？何？』
影山｢手ぇ出せよ｣
『？』
私は影山の言われた通り手を出す。
すると、影山に、ぎゅっと右手を両手で握られる。
………は？
影山｢……………よし｣
『え？よしって何』
よし、と呟いた影山は、ぱっと手を離して、そのままスタスタとコートへ戻っていく。
隣にいた菅原先輩を見ると、菅原先輩は酷く驚いたような顔をしている。
菅原｢…随分仲良くなったんだな！｣
『あれ、何ですかね』
菅原｢……………何だろうね｣
菅原(どう見ても補給っていうかなんて言うか……エネルギーチャージだろ、あれ！……え？影山ってAのこと好きなの！？)
32 正セッターはまさかのアイツ→←30 今日は日向の命日かもしれない
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ゆにぃ(プロフ) - 夢主ちゃんと私の誕生日が全く同じで運命を感じました笑 (2021年1月13日 1時) (
レス) id: db3ddbd843 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもおもしろいです、更新楽しみしてます (2020年7月2日 18時) (レス) id: 53c650bd15 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ナナさん» ナナさんコメントありがとうございます！頑張りますので楽しみにしててくださいねd(^_^o) (2020年6月26日 1時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 夢小説で剣道設定ってあまり見なくて、現剣道経験者からしたらすごく嬉しいですっ更新頑張って下さい (2020年6月25日 23時) (レス) id: a97c2b272e (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ふぇいさん» ふぇいさんありがとうございます！！更新頑張るのでこれからも見てくださいね(≧∇≦)/ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年6月21日 12時
