10 とりあえずでっけぇ壁にぶち当たりました ページ11
『いたっ』
｢……｣
授業にも慣れてきた金曜日。
昼休みに廊下の角を曲がったところで、何かにぶつかり顔を上げる。
ぬぅうん、と言う効果音が聞こえてきそうなくらい私を見下ろす人がいた。
おぉ…見下ろされるの久々だな。
今この4組から出てきたっぽいから…同級生？
『あ、ごめん』
｢…別に｣
山口｢あ、ツッキー！また素っ気なくして！ごめんね、俺は山口忠！こっちのは月島蛍！｣
月島｢…何で勝手に紹介すんの｣
『私はAA、1組。2人は4組？』
山口｢うん！てか、同級生なんだ！先輩かと思った｣
『あー身長かな？』
月島｢女にしてはでかいもんね｣
ぼそっと小馬鹿にしたような言い方をした月島を見上げる。
私と目が合った月島は、ハッと鼻で笑った。
ぷつん、と私の中で何かが切れる。
『…ふはは、黙れや？ひょろひょろのっぽ』
月島｢…は？てか何で関西弁？｣
『黙れ言うてんねん。聞こえとらへんのか、アホ。4組のくせに頭悪いんか』
月島｢はぁ？何、喧嘩売ってんの？｣
『売りに売りまくっとるわ、買えや喧嘩』
月島｢はっ、買ったところで僕になんの利益があるワケ？｣
『テメェ…』
日向｢どわぁぁぁあ！！A！！何喧嘩ふっかけてんの！？ほら、授業始まる！！｣
私が月島に掴みかかろうとした瞬間、日向が現れて私の腕を引いて走り出す。
『お前ムカつく！許さん！許さへんから！！』
月島｢負け犬の遠吠え｣
『アイツ今、んべーってやりやがった！舌出してバカにしてきたでな！？日向見た！？』
日向｢見てない！すぐ喧嘩売るのやめろよ！！あと、Aの関西弁怖い！！｣
山口｢あのオレンジの髪のやつって…｣
月島｢初日から問題起こした1年の片割れじゃないの？てか、あの女気に食わない｣
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ゆにぃ(プロフ) - 夢主ちゃんと私の誕生日が全く同じで運命を感じました笑 (2021年1月13日 1時) (
レス) id: db3ddbd843 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもおもしろいです、更新楽しみしてます (2020年7月2日 18時) (レス) id: 53c650bd15 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ナナさん» ナナさんコメントありがとうございます！頑張りますので楽しみにしててくださいねd(^_^o) (2020年6月26日 1時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 夢小説で剣道設定ってあまり見なくて、現剣道経験者からしたらすごく嬉しいですっ更新頑張って下さい (2020年6月25日 23時) (レス) id: a97c2b272e (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ふぇいさん» ふぇいさんありがとうございます！！更新頑張るのでこれからも見てくださいね(≧∇≦)/ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年6月21日 12時
