20 迷子とアイスクリーム ページ21
影山｢あのボケェ…どこ行きやがった！｣
『迷子とか…翔陽らしい笑』
影山｢何呑気に笑ってるんすか！！｣
『まぁまぁ』
何故かめちゃくちゃ怒っている影山を宥めながら、辺りを見回す。
そう、俺の弟くんが見事にはぐれてしまい、いないのだ。
まぁ高校生だし、携帯あるからそのうち連絡来るだろう。
…問題は。
影山｢あいつぅぅう！｣
コイツである。
なんでそんなに怒ってんだ？
仲良すぎかよ！
なんて思いながら、前方にアイスクリーム屋を発見する。
『あ、影山、アイス食べようぜ！』
影山｢え"、あっ、ちょ…っ！！｣
ノリ気でない影山を引きずりながら、アイスクリームの列に並ぶ。
影山｢アイスって…日向は探さないんすか！｣
『俺も日向だけどー』
影山｢っ！せ、先生じゃなくて、チビの方ですよ！｣
『翔陽はもう高校生だし大丈夫。てか、今先生やめろって笑 名前でいいから』
影山｢へっ…！｣
『何その間抜けヅラ笑』
影山｢…Aさん……でいいっすか｣
『おぅ』
そんな会話をしているうちに、自分たちの番が回ってくる。
店員｢何になさいますかー？｣
『んーと、俺はレモンとオレンジのダブルでカップかな。影山は？』
影山｢…んと……チョコとクッキーのやつ｣
『…クッキーのやつとか可愛いかよ』
影山｢んなっ！｣
店員｢かしこまりました〜！｣
店員さんに2人分のお金を渡して、端で待つ。
…なんかムスッとしてんだけど、影山。
なんで？と考えていると、店員さんに話しかけられる。
店員｢弟さんですか？｣
影山｢！え、ちが｣
『そーなんですよ〜！俺よりでっかくなっちまって笑』
影山｢は！？｣
店員｢ご兄弟でお買い物って、仲良いですねぇ！｣
『ありがとうございます笑』
そしてアイスを受け取り、店を離れる。
影山｢な、なんで嘘ついたんすか！俺は、Aさんの弟じゃ｣
『いいだろ、別に減るわけじゃねぇし笑 それとも何だ、俺が兄貴じゃ嫌だってか？笑』
影山｢いや、嫌とか別にそういう訳じゃ…｣
『ならいーだろ？あ、チョコ1口ちょーだい』
影山｢あ、ちょっ｣
影山から遠慮なくアイスを貰っていると、ボドッと何かが地面に落ちる音が聞こえて視線を向ける。
日向｢にぃ…ちゃ、｣
『あ、翔陽！探して…』
日向｢………にぃちゃんのバカ！！｣
『え"！？しょ、翔陽！？』
影山｢あ、おい！｣
何故か翔陽は荷物を落としたまま、俺たちに背を向けて走り始めた。
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バナナ - 初コメ失礼します！ んふふふふ、ベーコンレタス！の予感がするぜ⭐︎ ((はいタメ口すんません。 (2021年11月16日 1時) (
レス) @page35 id: 63c79b7286 (このIDを非表示/違反報告)
草薙@kusa_nagi - …ふへへっ((←…ってなってしまう… (2020年12月6日 7時) (レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
片儺木伊織 - これ最高 (2020年9月14日 22時) (レス) id: a0acb0a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 亜星可也さん» 本当ですか！？してみます！ありがとうございます！！！笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - シバさん» オヒサマトリオは、私の癒しです笑笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年8月8日 21時
