Travel.59 ページ20
Michael said.
互いの想いと独占欲にキスで深く溺れてしまってからその後。
志麻「………息よく続くなぁ。俺鼻炎だから鼻呼吸出来ないし」
『とかいいつつケロッとしてるのは何処のどいつさ』
志麻「俺でーすっ」
『はぁ……』
溜息をつきながらも照れ隠しで顔を背けるとそんな癖はとっくにバレてる志麻に頭を撫でられた。
志麻「……結局俺ら同じだったんやな」
『そう、だね』
お互いがこの愛情に溺れ過ぎて気が付いたら傍にいる事が当たり前になってて、少しでも離れるのが怖くて、もっと自分を求めてと必死になってたんだ。
__だから、あの口付けが愛しく感じた。
舌を絡め、互いの想いをぶつけ合って、お互いを深く感じて。……それが、凄く愛しかった。
お菓子を強請る子供みたいに、もっと頂戴って………
『………何か、満足した。ちゃんと求められてるって解ったから』
志麻「俺も。……何時かは、これがもっと深くなるんかな」
『……多分、なると思う。きっとキスだけじゃ足りないって………』
言ってる内に恥ずかしくなって俯いた。
志麻「そん時は……そん時。今は今やし、俺はそん時になったらちゃんと言う。……だからそん時は一緒に………な?」
『…っ///』
赤面して彼の胸に顔を埋めると、
『………うん』
と小さな声でそう返した。そして彼の顔を見ると満足そうに笑っていた。
志麻「……何か話してたら気が楽になったわ。ありがとな?」
『うぅん、私も同じだったから。……やっぱ志麻と一緒にいるのが1番幸せ』
志麻「俺もAと一緒にいられんのが1番幸せや」
優しく頭を撫でてくれる志麻。そしてその手が段々頬に降りていった。
志麻「…」
『…』
そしてまた何時もの様に額を合わせ、キスをしてさっきの様に甘く深くして溺れていった。
『んっ、ふ、あ………んうっ』
志麻「………っ、ん……」
舌が口内を荒らしてきて、歯をツツーとなぞられる。そしてそのまま舌を絡め取られて水音が響いていた。好き勝手暴れる彼に少しだけ反抗してやろうと思い、彼の背中に腕を回し密着させた。
志麻「……っ!……」
その分、更にキスが深くなっていた。……この野郎、私と同じで負けず嫌いだな。
__でも、凄い幸せ。
そう思い、更に深くなってくる甘い口付けに今は溺れたのだった___
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました!!w(頑張ってください!!←) (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに!よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか!楽器ができるのってものすごくうらやましいです...!わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww(コーラっぽくしたらできそうですね!!←) (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作者ホームページ:
作成日時:2018年3月5日 9時