図書館にて：第７話 ページ9
坂田「……真奈、着いてきて。いい場所教えてあげる」
そう言った坂田は、私の腕をひいてとある場所へと駆け出した。
『え？あ、ちょっ』
転びそうになりながら何とか坂田のペースに合わせて走ると、とある場所に着いた。
『…………図書館？』
坂田「そうそう。好きに読んでいいよ」
明るく笑った坂田の言葉に頷いて、私は本棚を見て回った。本棚は、天井まで続いていた。
『坂田、上の方にある本はどうやって取るの？』
坂田「ん？………こうやって取ってるよ。あでも真奈は人間だから………」
『うわっ?!』
急に魔法で空中に浮いて、私はは本棚に近付いた。
坂田「……………」
坂田は目を閉じて、杖を振ると私が興味のあった本を私の手にそっと置いて、
『?!』
魔法を解除した。
坂田「よっ！………と。ナイスキャッチ」
私は空中から落ちたものの、坂田がキャッチしてくれた。
『っ！……あ、ありがとう………///』
坂田「………ん？何顔赤くなっとるん？」
『いや何でもないから降ろし……』
坂田「やだ」
『えええ?!』
坂田「…………」
ニヤリ、と坂田は笑うと、机に私は置かれた。そして坂田は私に覆い被さった。
『さ、坂田？』
坂田「何？」
『どいて？』
坂田「やだって言ってるじゃん。…………かーわいっ」
『?!』
耳元で吐息を含ませて坂田は囁いて、私は赤面した。…………絶対こいつ確信犯だ……！
坂田「………こんなに顔赤くしちゃって……」
私の髪を愛おしそうに撫でた彼は、目を細めた。
『っ…………』
多分私の顔は今とんでもなく赤いだろう。でも私のせいじゃ無いからね?!全部坂田のせいだからね?!
坂田「…………ねぇ、真奈」
『っ……な、に………？』
坂田はじっと私を見つめ、真剣な表情でこう言った。
坂田「君は俺のモノ、誰にも渡さない＿＿＿」
『………え？んっ?!……んんッ………』
そっと唇が触れ合って、舌が絡まりあって、目を開くと、坂田が私の事を見ていた。私はそれにまた赤面して、ギュッと目を閉じた。
坂田「…………真奈」
『何……？』
坂田「俺は、真奈の事好きだよ」
『………?!』
坂田「でも真奈は俺の事好きじゃないんだよね」
『………え』
坂田「だから、真奈は今から俺のモノ」
『え……？ちょっと待って』
坂田「待たない。絶対離さない」
首筋に顔を埋めて、
「＿＿＿＿＿好きだよ、真奈」
この悪魔は、そう言って笑った。
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NANA(プロフ) - 千坂＠センラーさん» 神様ではないですがありがとうございます！ (2018年8月11日 15時) (
レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
千坂＠センラー(プロフ) - とっても面白かったです！NANAさんはやっぱり神様なのか！？これからも頑張ってください！！ (2018年8月11日 13時) (レス) id: e4c0b2a914 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ぴぁさん» ？！？？！コメントありがとうございます！見てくれたんですね……！Twitterやってます！@nakorin_rmpmです！これからも頑張ります！お互い頑張りましょう！ (2018年8月10日 14時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - 今更ですがこの作品も全部見ました！やっぱりNANAさんの作るお話凄く好きです…Twitterとかやってますか？やってましたらフォローしたいです！これからも頑張ってください(´ω｀) (2018年8月10日 13時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 光希さん» コメントありがとうございます！今は志麻さんオチの小説書いております！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年3月18日 19時) (レス) id: 7591bab34b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月24日 9時
