悪戯を望む：２５話 ページ30
暫く２人でキスをして、やっと離れるとうらたは怪しく笑った。
うら「………お菓子くれないんだったら、悪戯……な」
『………うん』
うらたは私をお姫様抱っこして、私はあの時みたいにうらたの胸に顔を埋めた。
うら「掴まってろよ」
『うん』
うらたは、高く高く跳んだ。そして、急降下。
『…………っ』
うら「大丈夫だって」
『…うん』
耳元で言われ、肩の力をゆっくり抜いた。
うら「よっ、と」
うらたが妖力を使ったのが解った。急降下するスピードが急にゆっくりになって、ふんわりと着地した。
うら「大丈夫か？」
『な、何とか………』
うら「無理すんなよ。もう中入るし」
『自分で歩けるよ…？』
うら「何言ってんだよ全体重俺に任せて……てかさっきので足の力抜けたろ」
『う”っ…………』
………図星だ。
うら「はぁ……少し休んでろ。……お前の心読んでやるわ。………"眠い”だろ？」
『?!』
うら「寝ていいから。……部屋に着いて部屋片付けたら起こすし」
『……凄い当日案件が聞こえた気がするけど、まぁいいや………ありがとう……おや……すみ………』
うら「……おやすみ。ゆっくり寝てろ」
そんなうらたの言葉に安心して私は襲ってくる眠気に身を任せた。
「……な、………ま……、真奈」
身体をゆっくり揺さぶられ、私は目を覚ました。
『んぅ…………』
うら「おはよう。顔色も少しよくなったな」
『おはよう……多分疲れ過ぎだと思う』
バイトややっと慣れ始めてきた学校で疲れていたのか解らないが、こんなにゆっくり眠れたのは何ヶ月も前だった。
うら「なら少しは取れた？」
『お陰様で』
うら「良かった。……どう？久々の幽霊船は」
『この部屋だけ見るとあんま変わってないかな』
うら「まぁな。……俺の部屋行く？」
『うん』
うら「はいよっ」
そっと手を差し出され掴むと、彼は私を立ち上がらせそのまま抱き締めた。
うら「んー…」
うらたはつけ耳を触ったりした。
うら「やっぱ本物とは違うな」
『そりゃそうだよ。あくまでも仮装だし』
うら「俺のも触ってみる？」
『いいの？』
うら「ん」
うらたはフードを外し、私は恐る恐る腕を伸ばした。
うら「触って大丈夫だぞ？」
うらたは私の腕を掴んで触らせた。
『……凄い』
うら「だろ？」
『ふわふわしてる』
うら「そこ触られんのすげー好きだわ」
暫くうらたの耳を触ってました。
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NANA(プロフ) - 千坂＠センラーさん» 神様ではないですがありがとうございます！ (2018年8月11日 15時) (
レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
千坂＠センラー(プロフ) - とっても面白かったです！NANAさんはやっぱり神様なのか！？これからも頑張ってください！！ (2018年8月11日 13時) (レス) id: e4c0b2a914 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ぴぁさん» ？！？？！コメントありがとうございます！見てくれたんですね……！Twitterやってます！@nakorin_rmpmです！これからも頑張ります！お互い頑張りましょう！ (2018年8月10日 14時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - 今更ですがこの作品も全部見ました！やっぱりNANAさんの作るお話凄く好きです…Twitterとかやってますか？やってましたらフォローしたいです！これからも頑張ってください(´ω｀) (2018年8月10日 13時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 光希さん» コメントありがとうございます！今は志麻さんオチの小説書いております！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年3月18日 19時) (レス) id: 7591bab34b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月24日 9時
