阿部じゃなくて ページ44
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涼太くんと結婚します。
その事を家族、メンバーやお世話になった人達、後輩達に報告した。みんなお祝いしてくれて毎回泣きそうになってしまった。
阿｢じゃあA行ってらっしゃい。気を確かにね｣
｢うん……！行ってくる！｣
雲一つない青空が見守ってくれる中、婚姻届を提出して無事に受理してもらった。名字が阿部から宮舘になりました。
｢これから色んな書類書く時、宮舘Aって書くの？｣
宮｢そうだよ。ちゃんと慣れてね｣
｢うんっ、宮舘宮舘……｣
宮｢呪文なの？｣
役所を出て待っててくれたのはにぃにとひーくん。保証人欄はこの二人に書いてもらった。にぃにはお兄ちゃんとして、ひーくんにはグループのリーダーとしてずっと見守ってきてもらった。
岩｢おかえり。なんかやりきった感凄いな｣
｢ただいま！緊張した！｣
宮｢さっきからずっと呪文みたいに宮舘宮舘言ってるんだよね｣
阿｢もう阿部じゃないからね？｣
｢……そっか、もう阿部じゃないのか……そっか｣
にぃには変わらず兄なんだけど、もう違うのかと思うと急に寂しくなった。Aはもう阿部家じゃないんだ。
阿｢A、そんな寂しそうな顔しないの。俺はずっと、何があってもAのお兄ちゃんだから｣
｢絶対？｣
阿｢当たり前でしょ？ずっと一緒に育ってきたんだから。でも、Aは舘さんの家族だから、舘さんになんかあったらAがちゃんとしないといけないから。それだけは分かってね｣
岩｢Aは舘さんの奥さんだからね｣
｢涼太くんの奥さん……｣
奥さんって言われると急にニヤけてしまった。口角が有り得ないくらい上がってる自信がある。絶対ニヤニヤしちゃってるじゃん。
阿｢舘さんはAの旦那さんとして、Aのことよろしくね。あんまりわがまま言うようだったら怒っていいから｣
宮｢分かりました、お義兄様｣
｢いやAのこと子ども扱いし過ぎでしょ！わがままなんて言わないよ！｣
岩｢阿部の中ではまだAは子どもってことでしょ。ってかいつまでここで喋ってんの。もう行こうよ｣
阿｢ほんとだね、ごめんごめん｣
すっかり喋りすぎてしまった。ひーくんの車に乗って、涼太くんが隣に座った。握ってくれた左手の薬指にはキラリと光る指輪がある。あ、結婚したんだなって改めて感じた。
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p@n@(プロフ) - 美香さん» コメントありがとうございます(^-^)！書き溜めて放出出来るように頑張ります！！お待ち頂けたら嬉しいです〜！ (6月4日 22時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美香(プロフ) - このお話面白かったです！もし時間などありましたら、番外編などで良いので子供が大きくなっての話やメンバーの様子など見てみたいです (6月4日 22時) (レス) @page50 id: 3caaff748d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年5月18日 23時
