天気に左右 ページ17
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｢明日天気悪いから最悪だな〜｣としょっぴーが嘆いてたのを思い出した。朝起きた瞬間から頭痛がした。というか痛くて起きた。
｢うぅ……痛い……｣
頭痛薬を取りに行くためにベッドから降りて歩き出そうと一歩踏み出したら、歩くだけでも痛くて思わず床に座り込んでしまった。こめかみがガンガンする。Aが何をしたっていうの……
｢A大丈夫？｣
｢あ、ごめん……起こしちゃった｣
｢すごい音してたよ。立てる？｣
｢立てない｣
｢そっか……それはまずいな｣
寝てる涼太くんを起こしてしまった。けど、こういう状況に気付いてもらえてよかった。一人だったら多分倒れっぱなしで気絶してたと思う。
｢頭痛くて、薬取りに行こうとしてたんだけど……｣
｢俺取ってくるから待ってて。なんかちょっと俺も痛いなって思ってたし｣
｢ごめんね、ありがとう｣
寝起きなのに、しかも涼太くんも痛いなってなってるのに動かしてしまって申し訳ない気持ちになった。ちょっと泣きそう。
｢薬と水持ってきた。手出して？｣
｢ありがとう……いただきます｣
｢俺もいただきます｣
｢……はぁ、助かった。効くまでちょっと寝てようかな｣
｢うんうん。そうしたほうがいいよ。ちょっと掴まってて｣
そう言うとお姫様抱っこでベッドまで運んでくれた。僅かな距離だったけど嬉しくて、本当にお姫様になった気分だった。
｢寝れそう？｣
｢痛くて寝れないかも｣
｢じゃあ眠くなるまで目閉じてようね｣
｢うん……｣
涼太くんの腕の中でだんだん温かくなる身体。そして心も満たされてきた。安眠出来て、次に目が覚めたときはもう完全復活していた。さっきのはなんだったの。
同時に涼太くんも起きたみたいで、目が合って二人で笑った。
｢治った？｣
｢うん、もうバッチリ治った。ありがとう｣
｢一人だったらどうしようもないけど、二人ならこうやって出来るしいいよね｣
｢本当に。涼太くんと一緒に暮らせて良かった｣
｢言い方悪いけど審査落ちてくれたからだね｣
｢いやほんとに言い方悪いな｣
｢あはは、ごめん｣
これも同棲をしてなかったらと思うとちょっと寂しくなる。
やっぱり大好きな人とは一緒にいたい。想いが溢れてきた。
｢涼太くん……ねぇ、治ったからさ｣
｢ダメだよ。ぶり返したらどうするの｣
｢涼太くんに治してもらう｣
｢今日は安静にしてなきゃダメ。明日ね？｣
｢うーん……しょうがないな｣
天気予報を見たら明日も雨だった。なんなの！
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p@n@(プロフ) - 美香さん» コメントありがとうございます(^-^)！書き溜めて放出出来るように頑張ります！！お待ち頂けたら嬉しいです〜！ (6月4日 22時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美香(プロフ) - このお話面白かったです！もし時間などありましたら、番外編などで良いので子供が大きくなっての話やメンバーの様子など見てみたいです (6月4日 22時) (レス) @page50 id: 3caaff748d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年5月18日 23時
