【ヒプノシスマイク】彼の対処法8

釣り ページ47

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私は貸していただいたジャケットを脱ぎ、獄さんに返そうとしました。しかし、濡れたまま返すのは気が引けます。

獄「ん？どうした？」

私は獄さんが酔っていることで事故に遭ってしまうのも心配だったため、彼の腕に手を伸ばし、寂雷さんに『彼も連れていく』とお願いしました。

寂雷「え･･･？」

獄「は･･･？

バカ言うんじゃねぇよッ！誰がお前ら二人と一緒に･･･『ｸｯｼｭﾝ』」

くしゃみが出たことで、鼻水も出そうになったので鼻をすすりました。

獄「････はぁ。寂雷」

寂雷「ナミの頼みなら仕方ありませんよ」

獄「チッ･･･」

夢主ちゃんは2人の王子様に連れられ、温かなお城へ向かうことになりました。

向かうといっても、自分の家に帰り、たまたま釣りざおにかかっていた魚を焼いて食べて、飲んでってぐらいですけど。

獄「ぅあ･･･もー飲めねー」

『ﾋｯｸ･･･しゃかなしゃん･･･』

寂雷「まったく･･･」

酒で1日を締めくくります。

寂雷「ナミも獄もお酒は弱いほうですね」

『じゃくらいには言われたくないー』

寂雷「！今、寂雷と･･･」

『にゃ？』

寂雷「ふふっ、ナミちゃんは本当に不思議な子ですね。

(獄ともこうして飲めましたし････)

貴女は価値のある人間ですよ」



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夢主ちゃんが寝ているうちに二人はとあることを話し合ったのです。

獄「寂雷、コイツのことだが」

寂雷「譲る気はないよ」

獄「ふっ、同意見だ。･･･じゃあ、俺は帰る」

寂雷「おくってくよ」

獄「いい。俺はガキじゃねぇんだ」

まあ、寝ている私には関係のないことです。




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