【ヒプノシスマイク】彼の対処法7

急に大雨が降ってきてびしょぬれの夢主ちゃんに遭遇したら【リクエスト】 ページ33

【飴村乱数】

「ナミ〜♪！中王区のお仕事どうだった☆？」

中王区の壁を通りすぎ、しばらく歩いたところでいつもと同じ場所で彼を見つけました。

「あはは、楽しくなかったぽいね。またオネーさん達にはぶかれたんでしょ？」

彼は「はいっ」を傘と飴を差し出してきました。

「ナミと相合傘なんで久しぶりだね♪ ここのところ雨なんて降ってこなかったからね」

仕事帰りが雨の日はいつも彼が待っています。そして甘い飴を舐めさせてくれます。

「甘いでしょ？☆(ボクがいるんだもん！しょっぱくないはず！)

･････」

彼は一度中王区の方角へ目を向けると夢主ちゃんを連れて帰りました。その顔が殺気で満ちていたなんて知りません。



【夢野幻太郎】

「風邪、引いてしまいますよ？」

夢主ちゃんの腕を引き寄せ、自分の傘のなかに入れます。

「ひどい雨ですねぇ」

と彼は空を見ながら世間話を始めます。それは暗い顔の夢主ちゃんを気遣ってか･･･

しばらくして会話がなくなり沈黙が続いてしまう場面がありますが、彼は無言で夢主ちゃんの手のひらを握り、靴の裏を鳴らしていました。

その音が心地よかった･･･なんてね。



【有栖川帝銃】

「お、ナミも雨シャンしてんのか？」

雨シャンというのは雨が強い日に外へ出てからだを洗うことです。天然シャワーともいう。

そんな彼を発見してしまい引いている夢主ちゃんに「そんなわけねぇよな！」とアハハハハ！と笑う彼。

お風呂燃してあるよ？と伝えれば「マジで！？」と彼は上着を広げて夢主ちゃんを包み

「なら、帰ろうぜナミっ！」

貴女の家へ連れていってくれます。

ずぶ濡れになっている彼にジャンバーを返そうとしても

「あったかいだろ？」

優しい笑顔しか向けてくれません。



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