#110 とてもいいコ ページ10
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久々に反動が来る技の指示したからアーマーガアにも驚かれちゃったし…
お、倒せた。
「ピンクは足りない…いいトレーナーといいポケモンなのは確かだね」
「はい、お疲れ様。なるほどね、悪くは無い…だけどオーディションは不合格。あたしの眼鏡には叶わないね。ああ、気にしないでおくれ。あたしの好みの問題さ。ジムリーダーは他にさがすさ…なあに、心当たりはあるんでね」
「結果はザンネンだったけどね、記念にフェアリーバッジをあげるよ」
「ほら、わざマシンも!記念に持っていきな」
「こっちは参加記念だ、ピンクのユニフォームきてごらんよ」
…なんか山ほど貰っちゃった
「年寄りを軽んじるのは勿論良くないけどさ、年寄りがでしゃばっている世界も良くないからねえ…あ、あと後でスタジアム脇に来な。待ってるよ」
…きっと、ブラッキーのことだろうな、
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着替えて、ポプラさんが待っているところへ向かう。
「すみません、遅れました」
そう言うと、人の良さそうな笑みを浮かべてこう言ってくれた。
「ああ、大丈夫さ…さて、本題に入るよ」
生唾を飲み込む。辺りがうるさかったはずなのに、やけに静かに聞こえる。
「…あんたの相棒、どうしたんだい?…相棒、ブラッキーだろう?」
「ブラッキーです」
「…あんたもポケモンたちも、とてもいいコたちだ。あのコ、ブラッキーは少し気難しいポケモンでね。それ故に育てるトレーナーはあまり居ない」
あの感じからして、イーブイの頃から育てたんだろう?すごいじゃないか、と付け足すポプラさん。
「あんたたちに何があったのかは知らないけれど、あたしにわかるのは、あのコはなにか足りないと感じている。おそらく自分とあんたが釣り合ってない、なんて感じているんじゃないかい?」
ブラッキーが相応しくない、と言っていたことを思い出した。
「…そんな、」
「深いことはあんたが真剣に向き合って聞きな」
言われなくても、絶対する。
「…わかりました。アドバイス、ありがとうございます」
「…あんたたちの関係が更によくなることを、祈っているよ」
そう言ってポプラさんは去っていった。
さすが魔術師、ね。
さて、落ち着ける場所を探さなくては…
浮かない表情を、ラッパーの彼らに見せる訳には行けない、と表情を作る。
勿論その表情で会ったらバレた★
何故かアルセウスもいて、そういえば常にそばにいるって言われたな、なんて今更思い出した。
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灰かぶり(プロフ) - ははさん» 返信が遅れて申し訳ないです。神作品だなんて…とても嬉しいです!主人公(ユウリちゃん)は、夢主が弱らせてるその時なら捕まえられると思って投げました。最後に、私の拙い文書を楽しんで最後まで読んでくださり、ありがとうございました (2022年5月17日 23時) (レス) @page21 id: 320546f592 (このIDを非表示/違反報告)
はは - 神作品…!!質問なんですけど、なんで最後主人公はモンスターボールを投げたんですか?捕まえられると思ったのかな…? (2022年5月8日 16時) (レス) id: a80637e585 (このIDを非表示/違反報告)
灰かぶり(プロフ) - ユウさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。お楽しみいただけたようで何よりです。終盤に近づいて参りました。これからもご贔屓にしてくださると幸いです。 (2022年1月24日 11時) (レス) @page17 id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 続きが楽しみです! (2021年10月17日 0時) (レス) @page10 id: 3f13f330b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:灰かぶり | 作成日時:2021年3月28日 22時