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「キルアといるとちょっと大人ぶれるから楽しい!! やっぱ貴重な人材だよキルアって!」 ページ47

「時にキルア君や」

「あ?」

暫しの歓談を交わしてもまだゴン君達が来る時間ではないので、ここらでちょっと個人的な好奇心を満たしたいと思う。

別に原作引っ掻き回したいって訳じゃないんだけど、ほら、一応ファンとして気になる所っていうか?

「ゴン君と仲良さげだけど、そこんとこどうなんだい」

「ゴンのこと知ってんの?」

「あーまあ、行く途中で鉢合わせてね」

そういえば、試験会場に来て初っ端からヒソカさんとドラマティックに再会したから、ゴン君と話す隙がなかったんだった。

試験官ごっこの時もクラピカに気を取られていたし……キルアが私とゴン君達との関係を知ってる筈もない。失念していた。

「軽くゴン君の命を救った仲なんだけどさ」

「それ一生モノの絆になってもおかしくねえじゃん」

「受験生の中で三番目くらいに命を軽視してる君がそれを言うことについて驚きを禁じ得ないよ」

「は? 二番目だろ、Aの方がいのちだいじにだし」

「うん、あー、……そうだね、カウントミス」

成る程、キルアの中ではヒソカさん、自分、私ぐらいの感覚なのだろうが、残念ながらその間にイルミさんが入るんだよな。

「ギタラクル」ではまだ何もしてない、ただ外見がエキセントリックなだけだから、そんな印象はないのだろう。

「で、ゴン君の命の恩人こと私からの純粋な疑問なんだけど、ゴン君のことどう思ってる?」

にやにや、恋バナでもするような口調で冗談めかして聞いてみる。ここでゴンキルの仲を悪化させるなんて洒落にならないからあくまで軽くだ。

「んー……変な奴、かな」

「君には言われたくない台詞だなあ」

「殴っても良いなら早く言えよ」

「殴った君の手の方が怪我するぞ」

「鋼鉄ゴリラ」

「あ?」

しまった軽すぎた。ついいつも通り二人で馬鹿やる勢いになってしまった。とりあえずキルアは彼が念を覚えた後にぐーで殴るとして。

「私は寛大だからその物言いは流すけど……変な奴って、君が言うと相当じゃない?」

「だって、おかしいだろ。あいつそこまで強くねーのに、ヒソカに目ェ付けられた奴ら助けに行くし。会って数日だぜ? 優しいとか、そういう次元の話じゃ済まない」

「言うねぇ。強くないってのは、君と比較して? それとも他の誰か?」

「オレと。そうだな……ゴンを殺すのに、五秒も要らないと思う」

「ヒュー! 自信家ァ!」

「煽ってんの?」

「いや、通常運転」

「副題:イルミさんが見てる。未だに私達をガン見している。何を思って見ているのだろう。とにかく恐怖である」→←「ミルキとキルアは私の安定剤。一番元の世界の友達と近い感覚で話せるんだよあの二人。すごく助かってる」



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ロキ(プロフ) - エーミール少年が登場しとる笑 (2020年2月20日 21時) (レス) id: 2da3670e3a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» わーい閲覧ありがとうございますー! うーん…原作軸に沿って動くだけでかなり暇がないので、子育てさせるなら捨て子拾うとかそんな感じになりますね (2017年3月26日 15時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 更新されたの見ました!後、質問です。将来フェイと夢主の間に子供とかできたりするんですか。フェイと夢主の子育てシーンとか見たいです (2017年3月26日 9時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫月さん» この小説ももう49話埋まってしまったよ…。言うてやったのは膝カックンだけどね!(ショボい)元の世界についてはまだ言及しないかな〜…といった感じ。ただどっかのタイミングで一時帰界させないとなあ、とは考えてる所! (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ああああありがとうございます……!!! (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年8月19日 0時

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