「コミュニケーション大事。これどの世界でも共通。何はともあれ魚が美味いから良いんだよ！」 ページ12
「クジラ肉うんまーっ！」
結論。くじら島めっちゃ楽しい。
お風呂は綺麗だし人の温かみがダイレクトに感じられるし皆優しいし割と設備整ってるし、何より飯が美味い！ 美味すぎる！ ビバ新鮮な魚！
「お姉さんこれ何？ これも食べれる？」
「お、お嬢ちゃんお目が高いねぇ、それは滅多に上がらない深海魚でさ。なんと、果物の風味がするんだよ！」
「すっげー！ 一……いや、二尾下さいな！」
「はいよ！」
天然のフルーツ魚みたいなものか、いやはや、ハンター世界は凄いなあ。
笑顔の素敵なお姉さん(推定年齢四十七歳)が、折角だからその深海魚を捌いてくれるらしい。喜んで二尾分やって貰えば、包丁の速いこと。しかも身が沢山取れてる。
「はい、お待たせ。……あ、お嬢ちゃん生魚平気かい？ ここでは良く生で食べるんだけど」
「全然平気ですよー、むしろ好物です！」
お皿に山盛りになった、元はグロテスクな見た目だったお魚さんの切り身を眺める。ちなみに出された食器は箸ではなくフォークだった。
とりあえず天辺を陣取っている、一際大きな身をフォークで刺し、一口。
「…………海の恵み……」
めちゃくそ美味えやん何これ。今凄い幸せ。ほんのり香る果物の風味が魚特有の青臭さを打ち消して、しかし甘みが主張しすぎることはなく魚本来の旨味を引き立てている！ ああ、醤油が欲しい！
あっという間に二尾分を平らげた私は、携帯のマップ機能にくじら島を登録しておいた。こんな素敵な島、今後訪れない訳にはいくまいに。
「そういやお嬢ちゃん、どうしてこの島に来たんだい？」
もっさもっさ、ラム肉のような魚を頬張る私に、さっきから良くしてくれているお姉さんが聞いた。口の中の魚を嚥下してから、私は笑う。
「私、これからハンター試験受けに行くんですよ」
「あら！ もしかして、あの船で？」
と、お姉さんが指さしたのは、私が乗ってきた船。
「そうですけど……何かあったんですか？」
「いやね、うちの島からも、ハンター試験を受けに行く子がいるのさ。何だか怖そうな男ばかりだったから、お嬢ちゃんみたいな人がいて安心だよ」
ごめんなさいお姉さん、私もう既にハイジャックされた飛行船を見捨てた挙句二人を大海にぶち込んでます。多分あの中でいちばんヤバいのは私です。
なんて言える訳もなく、「任せて下さいよ」と大口を叩いてしまった。ゴン君とは近い将来恐らく敵対する癖に、何言ってんだ私。
「やっとこさ一巻の最初に入ったのだけれど、ゴン君の純粋さに早くも心折れそう。目が！ 目が焼ける！」→←「お爺ちゃんに欲しいキャラクターランキングを作ったらかなり上位に入れたい人です、船長さん」
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ロキ(プロフ) - エーミール少年が登場しとる笑 (2020年2月20日 21時) (
レス) id: 2da3670e3a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» わーい閲覧ありがとうございますー！ うーん…原作軸に沿って動くだけでかなり暇がないので、子育てさせるなら捨て子拾うとかそんな感じになりますね (2017年3月26日 15時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 更新されたの見ました！後、質問です。将来フェイと夢主の間に子供とかできたりするんですか。フェイと夢主の子育てシーンとか見たいです (2017年3月26日 9時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫月さん» この小説ももう49話埋まってしまったよ…。言うてやったのは膝カックンだけどね！(ショボい)元の世界についてはまだ言及しないかな〜…といった感じ。ただどっかのタイミングで一時帰界させないとなあ、とは考えてる所！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ああああありがとうございます……！！！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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