【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

156話【マニアは三つ欲しい】 ページ26

Aside…


其処にいたのはヘタレたオタクトッシーではなく

土方「最後の一本吸いに来たら目の前にいるのがよりによって、てめーらたァ。俺もヤキが回ったもんだ」

真選組鬼の副長、土方十四郎だった。そして、プライドの塊のトシが万事屋に頼み事をしたのだ。自分の危機を感じたのだろう

土方「頼む俺の…俺達の真選組を護ってくれ」

そう言ってトシは銀時に頭を下げた。僕がトシに声をかけようとすると、其処にはトシではなくトッシーがいたのだ。トシの人格は一体何処に行ってしまったんだろうかまさか本当に飲み込まれていたりしないよな？


鍛冶屋にいても何の解決にもならないから僕達は取り敢えず外に出た。僕が真選組の様子を見てこようかなと思った時突然トッシーが銀時に話しかけた

土方「あのォ坂田氏悪いんだが。実は今日限定美少女フィギュアの発売会なんだけど、拙者は保存用と観賞用と実用用と三つ揃えておきたいわけなんだけど、一人一個しか売ってくれないんだ。そこで諸君等に司令を下す。拙者と一緒に…」

此方が心配をしているのに、美少女フィギュアが欲しいから買うのを手伝えと？しかも実用用って何に使うんだよ

銀時達もそう思ったのか一斉にトッシーに蹴りを食らわしていた。しかし突然真選組のパトカーが僕達の前に停まった

「ようやく見つけた！大変なんです副長！スグに隊へ戻って下さい、Aさんも！」

A『何かあったのか？』

「山崎さんが何者かに殺害されました！」

ジミーが殺された？

話を聞くと屯所の外れで血まみれで倒れていた所を発見されたと言うのだ。しかしもうその時には遅く…。下手人もまだ見つかっていないと言う。そこでトシを連れに来たと言うのだ

「早く屯所に戻って来てください！さっ早く…」

しかし、可笑しいだろう？何故無期限の謹慎処分を受けたトシを真っ先に呼びに来た？先に報告するのなら僕だろう。トシより下にいても一応副長補佐だぞ。トシを先に見つける必要があったと云う事だ。そして最近の状況から考えると……

「副長も山崎の所へ…！」

此れは伊藤サンの差し金となる。隊士は一斉にトッシーに斬りかかる、しかし銀時がトッシーの襟を掴みそれを躱した。とうとう本格的にトシを消そうとしてきたか

新八「何で真選組が土方さんを！？」

A『此れも色々事情があってな』

隊士が後ろから追いかけて来るが、前からもパトカーが此方に向かって来ていた

A『神楽行けるか！』

神楽「勿論ヨ！」

157話【長所と短所は紙一重】→←155話・

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