【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

143話・ ページ11

Noside〜


新八「パッチただのサンドバッグじゃねーか！！」

新八(パッチ)は右から左から上下から拳を受ける。ボコボコである

〈パッチを使うと………身体は暖かくなった。心も身体も不思議とポカポカしてくる〉

新八「こんな冷徹なことやっといて何でポカポカしてんだ！」

〈すると不思議な現象が起きた。パッチを使う度にクリスマスのテーブルを彩る様々なディナーが姿を表したのだ。それはただの幻影だったかもしれない。でも私は嬉しくて夢中でパッチを使い続けた。次々現れる幻影。ネギこんにゃく。もんじゃ焼き。白滝。もんじゃ焼き。もんじゃ焼き。もんじゃ焼き〉

新八「途中からもんじゃしか出てねーだろ！もうゲロしか出てねーだろ！」

〈でも手を止めると幻影もまた現れるのを止めてしまう。私は一本しか使わないと決めたのに、いつのまにか二本三本スパーリングをし続けていた〉

新八「今スパーリングって言ったよね。スパーリングって認めたよね」

もう少女に殴られて新ぱ……パッチはボロボロだつた。このままではパッチもパッチ売りの少女も死んでしまう。マッチ売りの少女パターンだ。マッチを全部燃やし尽くした少女はしんでしまう。しかし少女も体力の限界が近づいていた

新八「サンタさんん！この少女はどうでもいいけど、パッチは……パッチだけは助けてやってくれェェ！お願いだァ！サンタさん何とかしてくれェ！」

パッチがそう空に叫ぶと、屋根の上に人影が見えた。サンタクロースという名のパッチを救う救世主……と思いきや、サンタクロースは一直線にパッチに向かって降りてきた

九兵衛「君のそれは望むものならなんでも、妙ちゃんでも出るのかと聞いている」

新八「え？」

〈翌日。イブが明け、街をゆく人々が見つけたのはパッチの燃えカスと吐瀉物塗れになりながらも幸せそうに微笑む。真っ白な灰になった二人のボクサーの屍であった………〉

新八「なんでサンタまで参加してんだァァ！誰一人救えてないでしょうがァァ！」

九兵衛「確かにプレゼントは何一つ与えてないが、少女の夢は守りきでたのではないでしょうか」

先程の通り三人は札をだす。お妙…ポリプロ。長谷川…3000。神楽…ワタナベエンタ。何時から此処はスタ誕審査会場になったのだろうか。そもそも今の子はスタ誕を知っているのだろうか。また先程の通りお妙は自分の事しか見ていなかった

そして次はさっちゃんの番だ。然し本人の希望で新八に向けてのサンタクロースとなった

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