87話【バカとワルは高い所がお好き】 ページ49
Aside〜
最初の爆撃音に続いて今とどんどん爆撃を受ける船。外を見ると船が周りを囲んでいた。其処から大砲で爆撃されていると云うわけだ
僕は少し走りながら船の中を進む。進んでいると近くで人の話し声が聞こえた。耳を傾けると小太郎の仲間が天誅下しに来たと言う。僕が公務外で良かったな
チラッと見ていると似蔵に捕まっていた女の子がいた。やっぱりグルだったか。まァ良い。綺麗な顔に傷がつかなくて良かった。金髪がよく似合う子だ
「桂の敵討ちってわけッスか。全部似蔵のせいッス」
「敵討ちもあるでしょうが、おそらく紅桜の存在が露見したと思われます」
紅桜…?確か晋助が言っていた。妖刀だったな
「以前は過激な攘夷思考の持ち主だった桂も昨今では、無用な争いを嫌う穏健派になっていたとききます。亡き桂に成り代わり紅桜を殲滅し、我々の武装蜂起を阻むつもりかと」
フッ……小太郎がそう簡単に死ぬか。僕はこんな事では同様しない
!! 神楽!
口に出そうになったが慌てて飲み込む。連中は神楽が小太郎の仲間だと思っているみたいだ。そして神楽を餌にしようとする魂胆だ。違うぞ
連中が外に出た事を確認し、僕は跡を付け外に出た。其処にはもう神楽が十字に組んだ木に縛り付けられていた。………ぼくもされたなぁ………違う。今はそんな事考えている場合じゃないだろ僕。自分の事より神楽だ。頭を左右に振り考えを変えた。でも、何か変な感じがしたな……
「ハイ、聞けェェェェ!お前等の目的は読めた、この娘ッスね!何やかんやでこの娘を助けたいのは痛いほど解るッス!そんなにバンバン撃ってこの娘に当たってもしらな…」
言葉の途中でドカーンと大砲の弾が飛んできた。しかし鬼兵隊は話が違うとか言って仲間割れをしている
神楽「ブハハハバッカじゃねーの!私あんな連中となんにも関係ないもんネ!勘違いしてやんの〜ププッ恥ずかし〜」
「何浮かれてんの!?お前が一番危機的状況なんだよ!」
金髪の子が言ったあとにまた、ドーンと大きな音がなる
鬼兵隊の奴等は一目散に逃げていく
よしっ今だ
神楽「うわあぁぁぁぁ!」
煙に紛れて近づき、神楽が縛られている気を持った。その時誰かの手が神楽の気を持った。誰だと思ったが直ぐに解った
鬼兵隊「!?」
A『神楽、待たせたな』
新八「お待たせ神楽ちゃん!」
神楽「え…新八!?其れにA姉ェェェ!」
新八だった。そして僕の登場に鬼兵隊も神楽も含めて驚いている様だった
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月光(プロフ) - 沙月さん» その気持ち解ります!こっちでは高杉も生きていられるようにしようと思っています。ぜひ楽しみにしていてくださいね! (2019年6月20日 13時) (レス) id: efd138e05d (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - 高杉が死んじゃったよ...あのシーンはボロなきしちゃったよ...楽しみにしてます。 (2019年6月20日 3時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月光 | 作成日時:2019年6月11日 1時