【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます【星海坊主篇】

69話【家政婦はやっぱり見てた】 ページ29

Aside〜





奥からぞろぞろと出てくる

A『随分と父さんがいるんだな』

笠を被り、帯刀している男たちが来た

男「貴様等が誘拐犯だろう」

A、銀時「『へ？/え？』」

ゆうかいはん？ユウカイハン？誘拐犯？

え？二人共身に覚えがないんだが…

しかも僕は仮にも警察だぞ？誘拐なんてするか

銀時「誘拐？何が？誰が？何処で？」

男「とぼけても無駄だ。貴様あの女の愛人か何かだろ？二人で共謀して賀兵衛様の孫を拐い橋田屋の財産を狙うつもりだろう」

財産？何この赤ん坊金持ちの子か？

橋田屋ねェ……どっかで聞いたな…何処だったか

銀時「オイ何いってんの、この人達？」

銀時は赤ん坊に問う

赤ん坊「あぼん」

銀時「お前何言ってんの？お前」

しかし解る筈もなく、混乱状態だ

そうだろうな。僕も何が何だか解らない

男「生きて捕らえよとの事だが、男なら関係あるまい。斬り捨ててしまえ」

A『待て、この制服で解るだろう？僕は真選組だ。話を詳しく聞かせてもらえるか』

着替えるの忘れていて良かった

男「五月蝿い貴様もコヤツの仲間なのだろう。纏めて斬り捨ててくれる！」

は・な・し・を・聞・け

公務執行妨害でしょっぴくぞ

そもそも廃刀令の御時世に堂々と帯刀しているなんて、お前等攘夷浪士だろ

銀時「俺も全然関係ないから！このガキ拾っただけだし、誘拐とか何とか意味わかんねェ！」

銀時「何ならスグ返すよ！な！？」

銀時がそう言ったとき、赤ん坊は銀時の着物の裾をギュッと握った

その瞬間男達が僕達を囲み、一気に斬りかかってきた

銀時「だーからしらねーって言ってんだろーが！オラ！返すぜこんなガキ！」

銀時がそう言って赤ん坊を上に投げた

……投げた！？

しかし今が好機だ

赤ん坊に気を取られている男等を、流石に斬ったら拙いから鞘付きで殴った

ま、此れも痛いだろうけどな

僕は上から落ちてくる赤ん坊をキャッチし、男達を鞘で殴った

フゥ…こっちは全部殺り終わった

銀時の方を見ると、一人の男に刀を止められていた

サングラスを掛けている男だ

男「おもしろいまとめ喧嘩の仕方をする男だな。護る戦い慣れているのかィ？」

銀時「お前らのような物騒な連中に子育ては無理だ。どけミルクの時間だ」

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