51話 ページ2
sideA
急な話でついていけない…
｢我が子を育ててくれた其方のヒトよ、黒くて腕に傷のある男が、この子を連れていこうとした事はあるか？｣
白澤｢あるよ。Aが酷く怯えていたから断ったけどね。｣
｢…うむ、正しい。奴らは女の嫁いだ先の旦那が雇った奴らだ。連れてかれたら光を浴びることはなくなる。｣
閉じ込められるとか？
｢お前が忌み子と言われる原因は我が罪人だからだ。｣
金色の瞳が悲しい…
｢今更、お前の生活を壊す事はしない。｣
白澤｢…｣
私よりも大きい身体を包む服を握る。
｢なんだ、愛い真似をして。｣
白澤｢A…！｣
｢A…と言うのか、良い名を付けられた。｣
大きな手でまた私を撫でる。
白澤様の元に行きたいのに、
今日会ったばかりのヒトなのに、
まだ何も知らない人なのに…
白澤(Aらしくない…初対面で逃げ出さないのもそうだけど…)
｢母に、会いたい、か？｣
ふるふると横に首を振る。
｢何故？｣
やっと白澤様の元に行ける。
A『白澤様…！』
白澤様に抱きついてます。
A『育てて頂いた御恩を返してません故。』
｢そうか、わかった、いずれ、また、会おう。我が子や。｣
大きな薬箱を担いだ背中を向けて去っていくヒト。
白澤｢はぁぁぁ……ビックリした…｣
白澤(連れていかれたらどうしようと思った…)
A『私の父は白澤様ですもん…』
白澤｢そう。｣
よく知ってる手が私を撫でる。
白澤｢なんか疲れたね。お茶でも飲もうか？｣
A『お客様は？』
白澤｢カウンセリングしてあげて帰ったよ。｣
桃太郎｢あ！おかえりなさいませ！｣
あんなに帰りを懇願する桃太郎さんは初めてです…
檎｢クスリくれ……｣
わを…
白澤｢妲己ちゃんとこの檎ちゃんじゃん。何したの。｣
檎｢知り合いの料理食ったら腹下してのう……｣
白澤｢最初から胃薬くれって言ってくれる？｣
大丈夫ですか？
檎｢嬢ちゃんは知らん匂いがするのぅ………遊びに行って変なのに捕まったか？｣
白澤｢色々あったの。Aー。お湯沸かして。｣
はーい。
白澤｢桃タローくん、悪いけどA疲れてるみたいだから代わりに生薬取ってきて。｣
桃太郎｢分かりました。｣
白澤｢はい、胃腸薬ね。｣
檎｢恩に着るわぁ。嬢ちゃん、いつでも待ってるからのぅ。｣
待たれても…
白澤｢永遠に来ないし行かせないからね！？｣
元気そうですね。
白湯出来ました。
白澤｢はー、疲れた。お茶にしよ。｣
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もふもふ(プロフ) - 続き、とても楽しみに待ってます。癒しをください…(涙) (2021年9月5日 1時) (
レス) id: 0e85808bf4 (このIDを非表示/違反報告)
Kayla(プロフ) - 凄く面白いです更新待ってます！！ (2020年9月24日 22時) (レス) id: 5af5e7e5dc (このIDを非表示/違反報告)
風矢@二次元待ち(プロフ) - とても面白かったです。更新とても楽しみにしてます。 (2020年8月16日 21時) (レス) id: 079381131c (このIDを非表示/違反報告)
猫田雛(プロフ) - 更新停止もったいなぁー！神なのに！更新待ってます！あと、想像で夢主ちゃん描いたんで「猫田の落書き部屋」に見に来てねぇー！ (2020年6月6日 17時) (レス) id: dff0e218d6 (このIDを非表示/違反報告)
Jjj - 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。執拗いのですが、更新はするつもりなのでしょうか？ 停止にしているのは全然構いません（また何か上からに．．．すみません...） 気分でも、たまにでも、何でも良いので更新をお願い致します。．．．失礼過ぎましたね...。 (2020年5月11日 0時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年1月27日 3時
