0.5 天使と悪魔 ページ6
××××トド松
｢おそ松兄さん大丈夫?｣
｢いや〜あいつやべぇわ｡アバラ5､6本持ってかれた｣
｢よくそれで生きてるよね｣
｢まぁな〜｣
さすがバルバトスと言った方がいいのか
あの痛さに耐えるのはさすがの僕でもきつい
よくあれで騎士になれたよねー
｢てか､何でここにいんの?｣
｢えー､そりゃ王様とお妃様に会いにだな…｣
｢会ってどうすんの?｣
｢あー…それは言えねえな｣
天使に隠し事するとは
嘗められたもんだなぁ僕も
へらへら笑ってる兄さんに
ムカつきながらも僕は優しいから
しょうがなく見逃してあげる
しょうがなくね…?
｢というか悪魔が入られるとこっちが迷惑なんだけど｣
｢あ､そういうこと言っちゃう?｣
｢後で色々言われんの僕なんだからね!?｣
｢へーへー｣
後で教会のくそ神父にどうのこうの
いちゃもんつけられるのはもういやだ
僕は何も悪くないのに
｢あ､そろそろいかなきゃ｣
｢トッティ何か用事あんの?｣
｢これから十四松兄さんとお茶するの｣
だから早くいかなきゃ
こんなくそ悪魔なんかの
相手なんかしてられない
｢ええ!?お兄ちゃん聞いてない!｣
｢言ってないからね｣
｢何でそういうこと言わないの!?｣
｢言わなくてもいいでしょ｣
うわ!早くいかないと
待ち合わせに遅れちゃうじゃん!
十四松兄さん怒らないけど
待たせたら悪いし
｢じゃあもういくね!｣
｢トッティ…俺は?｣
｢そこら辺のリスとでも遊んでなよ!じゃ!｣
背中にある大きな翼を広げて
空高く飛ぶ
途中で兄の声がしたけど
無視していくことにした
｢お兄ちゃん寂しがってるよぉ…?｣
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作者名：カレー | 作成日時：2018年8月11日 16時
