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◇菊乃Side◇
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ミルクティーはすっかり飲み終わったけど
残っちゃったタピオカを吸いながら
Aと恋バナを続ける
「いつから好きになったの？」
菊乃「いつだろ…ほんとなんか気づいたら好きだったって感じかな・・・」
「菊ちゃん、顔赤くなっててカワイイ」
菊乃「えー…//」
いつもと立場が逆転してるのがおかしくって
ふふ、って2人で目を見合わせながら
親友のAに言えてよかったなと思う
菊乃「でもね、再来週の夏祭り一緒に行こうよって廉のこと誘ったら、Aと海ちゃんも誘おうってあっさり言われて…」
「えーっ、廉くん〜(笑)菊ちゃんが2人きりで行きたいって思ってるコト、気づかなかったのかな」
菊乃「鈍感野郎だよねぇ…」
「でも、自分から誘えるのすごいよ！」
菊乃「失敗に終わったけどね(笑)」
「少しずつ頑張ってこ」
Aが両手の拳を握りしめて
応援のまなざしを向けてくれる
もっと早く相談すればよかったってくらい
Aも深澤さんも、応援してくれる人がいるってだけで頑張れる
「わたしね、2人のことひっそりいいなぁって思ってたんだ」
菊乃「えーっ、うそ〜(笑)」
「きっとうまくいくと思うな」
Aがにっこり笑うと現れる、
2つのえくぼが可愛い
「でも、これからが楽しみだねっ、花火大会とか」
菊乃「うん、あたし頑張る」
片思いって苦しいけど
やっぱり恋はいいなって
最後の1粒のタピオカを食べながらそう思った
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作者名：エリ
| 作成日時：2022年6月23日 0時
