【銀魂】赤い目の女剣士 (ページ9)

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６話ページ9

土方side
宴をしている中、元人斬りである黒埼Aが隅っこで飲み物を飲んでいるのを見つけた俺は、Aに話しかけた。いろいろと話したりしたが、こいつは全て即答で答える。おまけに無表情だし。

貴「あの」

土「なんだ？」

Aから話しかけてきたので、俺はすぐにそいつの方を向いて聞く体制になった。

貴「そろそろ部屋に戻りたいのですが、部屋の場所が分からないので、案内してくれませんか」

そう言うことか、そういえば屯所内を案内してないな。怪しいところもあるが、見張りとして行くか。

土「分かった。部屋まで案内する。着いてこい」

俺がそう言うとAは黙って着いてきた。特に話すこともなく部屋に着くまで無言だった。

土「ここだ。襖の方に布団があるからそれを使え。なんか分からねぇ事があったら俺に言えよ」

貴「分かりました」

そう言うとすぐに部屋の中に入った。行動が早いな。そう思い、俺も自室に戻ることにした。明日は早朝から起こすか。
土方side終了

貴方side
部屋に案内してもらい、何処に何があるのかを確認することにした。最初は襖の左側をみた。土方さんの言う通り布団があった。下の方を見て見ると、藁人形と金槌と藁と藁人形に刺さっている土方さんの写真があった。

貴「これは何？」

明日土方さんにでも聞くか。そう思い反対側を開けた。中には隊長の隊服があった。下の方は特に何もなかったので襖を閉めた。

机の引き出しの中も調べてみた。中には筆と判子と印鑑と墨とすずりがはいっていた。他は何もはいっていなかったので、机の引き出しを閉めた。

部屋の周りをみた。そしてそこで目にしたのが、壁に土方さんの写真が刺さってある藁人形があった。

何故あるのかは分からぬが、明日聞いてみることにした。机の上に警察手帳らしき物を見つけた。私は手帳の中身を見た。

貴「真選組一番隊隊長、沖田総悟」

童顔だが、たぶん年上だろうと思った。私はそっとそのまま警察手帳を机の上においた。そして襖から布団を取り出して、布団を敷いて寝た。