8話 ページ25
〜♪〜〜♪
沖田「?土方さん。鳴ってやすぜ」
土方「ん?あぁ」
沖田が言った後に、土方は電話に出た。
土方「もしもし」
『どうも、万事屋銀ちゃんの坂田銀時です』
土方「イラッ、なんで万事屋が俺に電話かけてきてんだ」
銀時『まあ、そうお怒りになんなって。ちょっとお宅の迷子ちゃんを引き取ってね』
土方「はっ?迷子?うちにそんな奴はいねぇぞ」
銀時『いるでしょ?初めての女隊士ちゃんが』
土方「・・・・・・まさか」
銀時『そのまさか。お宅の可愛い、紅一点のAちゃんが迷子になっていたので、うちで引き取ってるよ。お迎えよろしく』
土方「いや待て!アイツが迷子!?何でそうなったんだ!」
銀時『本人から聞いたんだけどさぁ。なんか、方向音痴だったらしいよ?』
土方「聞いてねぇわ!」
銀時『聞かれなかったからだとよ。今度からちゃんと面倒を見なきゃダメだよ?』
貴方『銀さん。噛まれました』
銀時『あっー!コラ!定春!その子の腕を食うんじゃねぇ!悪ぃ、もう切るわ。じゃっ!』
そう言うと、銀時はすぐさま電話を切った。その後、土方は沖田と共に、Aを迎えに向かった。
銀時side
銀時「大丈夫?」
貴方「はい。大丈夫です。痛みには、なれてますから」
銀時「いや、慣れちゃダメでしょ」
本当にこういう子って、いろいろ心配だわ。なんだろう。いつかこの子、何処か遠くへ行っちゃいそうなそんな感じ?
貴方「?何か?」
銀時「ん?いや、なんでもないよ」
そう言いながら、Aちゃんの頭を撫でようとしたら、何故か避けられた。
銀時「えっ?俺、なんかした?」
貴方「いえ、特に何も。すみません」
銀時「あっ、ううん。いいよ」
びっくりした。いきなり避けるから銀さん心臓がキュッとなっちゃったよ。そう言えば、この子の目、赤いな。
まさかとは、思うけど、この子、いや、そんな訳ないか。その後、Aちゃんは無事に真選組に帰れた。
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