うるさいですよ監督 ページ8
Aが部室について着替えをしている時、ドアの外に人影が歩いていくのが見えた
Aは不思議に思った
人影が歩いて行った方向は体育館で、今練習しているのはバスケ部員である
遅刻した生徒が私の他にもいたのだろうと思った
『……よし、準備できた』
籠の中にファイル一式を積み部室を出た
--今日は赤司来るのかな--
昨日会ったばかりの人物だったがいつもと違うワクワク感が押し寄せていた
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『遅れてすみません、銀嶺ただいま戻りました』
体育館に着くとそこにはいつもと変わらない練習風景がそこにあった
「お、銀嶺おはよう。珍しく遅刻か??」
『あ、いえ。すみません。寝坊しました』
「お前が寝坊か…雨でも降るんじゃないか??」
『うるさいですよ監督』
「冗談だ。あーそうだ、お前にも言っとかねばならんな。おーい赤司ー!こっちこい」
監督が呼んだ相手はワクワクして感が押し寄せてたまらない赤司だった
「はい、なんでしょう?監督」
「3年マネージャーの銀嶺Aだ」
『銀嶺です、よろしく』
ややこしくなりそうだから昨日会ったことは無しにして改めての自己紹介
「1年キャプテンの赤司です、よろしくおねがいします」
--は?--
『監督!?』
「はっはっはっ。お前のその驚き用もいつぶりだろうか」
『笑いごとじゃない!他の三年生は!?』
「銀嶺、これは決定事項だ。みんなも納得しているよ」
『……監督がそういうんならしゃあないです。…ごめんね赤司取り乱して。キャプテン頑張ってね、なるだけ支えるから』
「おいおい、銀嶺そこは全力で支える。だろう?」
『監督は黙っててください。…赤司ちょっとこっち来て』
「銀嶺〜、マネージャーの仕事『茉琴がいるから大丈夫です』…そうか、とりあえず早く帰ってこいよ。あそこの3人も待ってるから」
監督もとい白金が言っていた3人とは葉山、実渕、根武矢のことだろう
『それなら大丈夫です、ほら行くよ赤司』
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体育館の裏につき、赤司の手を引っ張っていたAは周りを見渡してからその手を離した
「A?」
『キャプテンって決まったのはいつ?』
「推薦受けたときからです」
『すい、せん…受けたときからってお前……いやなんでもない』
「たしかに1年がキャプテンになることは3年生の気持ちを考えたらとても失礼なことだと思います。だけど、それでも僕が1番強いことは確かです」
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作者名:蛍 | 作成日時:2019年10月18日 20時