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赤司、台所借りていい? ページ50

「……」

「何よ小太郎手動かしなさ…」

「腹減った」

「は?」

「………だあああああ!腹減ったああああああ」

「っ!うるさいわね!!びっくりするじゃないのよ!」


葉山の声に一同が驚愕した

時計を見ると13時を針が示していた


「もう、こんな時間ですのね…。礼舞はお腹…」

「愛生ちゃんお腹すいたあああああ!」

「う、うるさいですわ!お静かになさい!」

1年の中で一番食いしん坊な礼舞
牛丼大盛り5杯はいける一般女子高生とは思えない食いっぷりをするのだ


奏はと言うと、赤司に教えてもらっているため気が張ってそれどころではなかったらしい


Aは茉琴に教えるのに夢中で時間を気にしていなかった

目の前の茉琴を見ると目が虚になっていた



『赤司、台所借りていい?』

「?あぁ、構わないよ」

『ありがとう。

私買い出し行ってくるから、出来上がるまで頑張ってやること。サボってた人にはあげんからね。いい?』

「「「はーい!!!」」」

奏、礼舞、葉山が目を輝かせて返事をする

「あ、A私も行くわよ、重いでしょう?」

『いや、玲央には小太郎見てて欲しいから大丈夫だよ。そのかわり永吉連れてく』

「んお?おお、いいぜなんでも持ってやらぁ」

欠伸しながら根武谷は言う

「え、永ちゃん先輩いっちゃうんですか!?」

「おう、わりぃな珠乃(たまの)!流石にAに重いのは持たせらんねえわ」

「いやだああああ永ちゃん先輩いいいい!!!行かないでえええ!!」

根武谷に猿のように抱きつく礼舞
それを見兼ねてAは言った

『永吉もここにいて。カレー作るだけだから材料そんな要らないと思うし』

「え、でもよ、」



「じゃあ僕が行こう。藍沢を少し休憩させたい」

スッと立ち上がった赤司
奏の方を見るとまたもや目を輝かせていた

「…え!うち休憩してええの!?!よっしゃあああああ!!赤司行ってら!気ぃつけてな先輩も!」


『え、ちょ』

「行こうA、早くしないとお腹を空かせた小太郎たちが何しでかすかわからない」

「いってらああああ!美味しいご飯待ってるよA!」

午前中ぶっ通しでやったから少し大目に見ようと思ったが、葉山と茉琴の勉強の出来なさはAが身をもって知っている。ついでに奏も。
実渕ばかりに面倒を見せるのは申し訳ないと思ったAは愛生に

『愛生、ごめんけど私が戻るまでよろしく』

「はい!お任せください!お気をつけて」



--ま、玲央と愛生がいれば安心か--

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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 洛山高校   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2019年10月18日 20時

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