観念しな ページ49
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「ちょっと小太郎!ここ全然ちがうじゃない!?
どうしたらそんな答えになるのよ??!」
「だああああもう!すーぐそうやって怒る!レオ姉に教えてもらうのすごい嫌だ!!ねえAが教えてよおおおお!!」
『茉琴とジャンケンして負けたでしょ。観念しな』
茉琴も葉山もAに教えてもらいたいと言い出し、2人分は負担が大きいと実渕が片方を教えることになりジャンケンをした双方。ジャンケンに負けた葉山は実渕に教えてもらうことになり茉琴はご満悦の表情。
「玲央ちゃん優しそうに見えて実はスパルタだからラッキー。私怒られると頭が全部拒否しちゃうから。ごめんねこたちゃん」
「…このやろあとで覚えてろ」
『ほら茉琴、次の問題』
「はーい!」
こんな大人数にも関わらず快く受け入れてくれた赤司
各学年の頭良い組が赤点ギリギリ組をサポートすることになり、葉山は実渕、茉琴はA、奏は赤司、礼舞は点数こそ悪くはないが一応愛生に教えてもらうことにした
根武谷は……精神強化担当
「藍沢、ここの数式が違うぞ」
「え?…ほんまや。てことはx=4でここの6をyに代入しなあかんってことやんな?」
「そうだ」
「ほぇ〜、1人だと全然気づかへんもんやな。じゃあこれも違うやん!!誤って覚えすぎやろうち」
「寝ていたことがバレバレだぞ。そこは引っかからないようにと先生が念を押していたが?」
「う、うへぃ…」
「こら礼舞!起きてくださいな!根武谷先輩も一緒になって寝ないでください!精神強化の方が何をしてらっしゃいますの!」
「うはは〜赤司くん家のソファー気持ちい〜ふかふか〜」
「おーお前もそう思うか〜こりゃあ寝ちまうな〜」
「先輩一緒に寝ちゃいましょう」
問題児組を相手に頭を抱える愛生だった
『礼舞、1時間は頑張ってやろうね』
「はい!A先輩!」
先程までソファーで寛いでいたとは思えない素早い速さで起きた礼舞は愛生の隣に行き
「愛生ちゃん教えて」と言った
愛生は「仕方ありませんわね」とため息を吐いた
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作者名:蛍 | 作成日時:2019年10月18日 20時