こんな大所帯でよかったの… ページ48
次の日、インターハイ予選を前にした茉琴、葉山の2人を青ざめさせたある出来事。それは……
中間試験である
『茉琴、昨日言い忘れてたけどテスト大丈夫?』
「え?…あ、いや!大丈夫ですよ!」
『言っとくけど、赤点取ったらマネと言えど部活禁止及びインターハイにも出れんからね』
「…分かってます……それはもう……わかってますってばあああああああああ!!」
幸いテストは来週からで頑張れば赤点ギリギリ組の点数は上がるだろう
テスト期間中も部活が休みなんてことはない
勉強苦手組は……
「なあA」
『ん?』
「俺やべぇ」
『知ってる』
「手伝って」
『嫌』
「マジで」
『嫌だったら嫌』
「茉琴は良くて俺はだめなのかよ!!」
「え!私はいいんですか先輩!やったー!」
『言ってない』
Aは学年10位に入る常連
洛山は文武両道の超エリート高校
『私今回全然勉強してないからあんたら見てらんない』
「え"」
「え"」
『小太郎は玲央に教えてもらいな。茉琴はクラスの誰か』
「そんなぁ………
あ!じゃあわかりました!勉強会しましょう!土日!」
『あんたら2日でどうにかなんの』
「どうにかして見せます」
『はぁ……わかったよ』
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『で。なんで赤司の家?』
約束の土曜日が来て、送られてきた住所の場所に行けばそこは赤司の家だった
「赤司も頭いいから」
『いや答えになっとらんし』
「勉強会するって言ったらAだけの負担がすごいだろう、僕も見てやるから来いって言ってた」
『へ〜。…で、なんでこんな大人数?聞いてないんだけど』
「A先輩、大変申し訳ございません。私たち、テストが初めてですのでどうしたらいいかわからず…なので私たちもお邪魔させていただくことになりました。ちなみに奏はすごくトンチンカンですの」
葉山、実渕、根武谷、茉琴、愛生、奏、礼舞の7人+A
結構な大所帯で来てしまったとAは思った
『こんな大所帯で来てよかったの…』
「よっしゃいこー!!!」
「あんたうっさいわよ!!ちゃんと勉強しなさいよ!いつもAに迷惑ばっかかけて」
「あーもうわかったわかった!やりますぅ!」
--絶対うるさくなる--
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作者名:蛍 | 作成日時:2019年10月18日 20時