ヨコハマの殺人者【文豪ストレイドッグス】

二十二__生身ノ人間ト操リ人形。 ページ22

「面倒くさ...久々に見たなぁ...この二人。で、異能生命体じゃないよ。"生身の人間"だ。」


前を見ると零華さんがいた。

「生身の人間...?」

「そうだよ。彼女は嘘をついている___これは本当だよ。」


私は納得してしまった。


「彩織ちゃん達は?」

深瀬さんがそう聞くと、

「別行動。」

と、短く答えていた。



「さ、深瀬(莫迦)。さっさと撃ちなよ。」

「...まず聞くけど、あの二人はなんなの?」

「え?別世界のお前と私。」


零華さんはサラッとそう答えた。


「...え?全然似てないじゃないですか...」

「私の髪、染めたの。地毛は銀だよ...あの子...月澤蒼華の様にね。」


零華さんは銀髪の少女___恐らく月澤という少女を指差して云った。


「で、あの俺に似た奴は?」

「深街慧斗。因みに別世界の___ポートマフィアの幹部と幹部補佐だ。ただ、可哀想な事に神田の操り人形だねぇ...」


私はそれを聞いて倒せるのか?と思った。


「...ま、別にどうでもいいや。」


と、深瀬さんは云い、銃を持ち撃った。



___誰を撃ったかって?


勿論____神田だよ。

二十三__落チテ来タ物ハ。→←二十一__異能生命体。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す