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________次の日の朝
いつも通り一番のりの登校だということを
靴箱で確認し
教室に入ると、"いつも通り"を壊された
『おはよ、〇〇さん』
「あ……おはようございます」
『数学』
「え？」
『数学、って聞いた時に嫌な気持ちになった？』
「まぁ、、すこし」
『数学はね好きになれば強いよ』
「それができなくて困ってるんですけど」
『それもそっか』
優しい朝日にふさわしい先生の笑顔を見ながら
私はなにを思ったのか
例えるならば雲に寝っ転がっているような
ふわふわした気持ちの中で
「先生のことも好きになったら強いですか？」
そうつぶやいた
目を見開いて、咄嗟の対応が出来ずにいる先生
その大人気ない様子が少しおもしろくて
「何でもないです」
小さく笑いながらそう言って自分の席につく
クラスメイトがちらほらと入ってきて、
そして授業が始まる
けれど、朝のふわふわは抜けないままで
黒板に規則的に並ぶ数字なんかより
まじめな顔つきで、たまに微笑む
その先生の表情が魅力的で目をそらせない
私はどうしてしまったんだろう、
座っているのは固い椅子の上なのに
気持ちは雲の上のような優しい柔らかさに包まれていた
そうして過ぎた1日はいつもよりずっと早くて
誰もいなくなった教室で
この感じたことのない感情に惑わされる
『あれ？まだ残っていたの、いつも帰るの早いのに』
あぁ、私の抱える問題の元凶が来た
はっきりしないままで家に帰り悶々とするのは嫌だから
さっさと解決したい
「先生？ 私先生にドキドキしてる」
「朝言ったことやっぱり取り消さないでください」
『俺のこと、好きなの？』
なんでこんな時に一人称を変えるのだろうか
先生のプライベートな部分を見れて舞い上がってしまうのに
「みたいです」
『曖昧だなぁ(笑) 』
「先生は、私のこと嫌い…ですか？」
『そんなことない。むしろ好きだよ』
「なら、！」
『でも俺と〇〇さんは、先生と生徒。そうでしょ』
本でよく見る展開
そんな場面を見るたびに思う、
恋愛に年齢も立場も関係ないと。
だからその意見には賛成できない
「そうですね、それがどうしたんですか？」
強い口調になってしまった私に一瞬戸惑ったような表情をした後
試すように言った
『絶対秘密。守れる？』
続く
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yo___u(プロフ) - めむちゃん更新頑張って！楽しみに待ってるね(*^^*) (2018年6月25日 20時) (
レス) id: 45625b03e5 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月26日 21時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めむ* | 作成日時：2018年5月26日 21時
