澪奈を取り巻くイジメ ページ1
遂にその日がやって来た。
少女がいつも通りに学校にやって来て、いつも通り澪奈と教室に向かうと、色んな生徒が少女達を見てヒソヒソと何かを言う。
不思議に思いながら教室に入ると、そのヒソヒソは大きくなった。
澪奈が自分の席で立ち止まる。
少女は机の上を見て呼吸をするのさえ忘れてしまうくらいの衝撃を感じた。
悪口だらけだったのだ。
昨日までは綺麗だったその机が。
「…何、これ」
後から来たさくらが声を出す。
「ドーピング、してたんだってねぇ」
香帆が言った。
少女はあの夜から香帆を真正面から見る事が出来なくなっていた。
だから、少女は震えた。
「っ…ドーピングなんて、澪奈はやってない」
少女がようやく声を絞り出す。
しかし、誰も聞いてはくれなかった。
「…私、やってないから」
澪奈が教室を出ていく。
「2人も付き合い方考えた方がいいよ」
諏訪唯月が言う。
「…どういう事？」
「同じ目にあうって事」
少女はそれを聞いて教室を飛び出した。
澪奈を追いかける為だ。
別にイジメられるのが怖くない訳じゃない。
でも、嘘を信じて何も悪くない澪奈をイジメる程、性格の悪い人間ではないのだ。
1番の親友である澪奈。
少女の話を好きだと言ってくれた澪奈。
少女は初めて澪奈を見たその日から澪奈の事が好きで、大好きで仕方がない。
その日からだんだんと、少女は物語が書けなくなっていく。
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蒼炎 - こういうものは、初めて読みましたが、いつもと違う視点で見れて面白かったです！！ (2020年1月21日 10時) (
レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
hoshina(プロフ) - もにゅ。さん» ありがとうございます！！そう言っていただけで本当に嬉しいです！！ (2019年5月27日 20時) (レス) id: 5593419b1c (このIDを非表示/違反報告)
もにゅ。(プロフ) - コメント失礼します。初見ながら、号泣しながら読ませていただきました。言葉遣いや主人公の感情が詰まった作品に感動しました。素敵な作品をありがとうございます (2019年5月27日 12時) (レス) id: 644239c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆友梨ぃ☆
作成日時：2019年5月19日 18時
