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「今月もやって来ました。
spica新メニュー考案会」
お兄ちゃんがノートを広げる。
私達家族全員がリビングに集まり、机を囲んでいた。
「2月はバレンタイン。
お客さんが増えるチャンスだよ」
「……出し切った感は否めないけどね」
お姉ちゃんの言葉に私も頷く。
定期的に行っていれば、確かに出し切る。
「うーん…………」
「アイシングクッキー、リニューアルしない?」
何となく、言ってみた。
「アイシングクッキー?」
「この前YouTubeで見たの。
今売ってるのって、塗りやすい色で塗ったクッキーでしょ?案自体は随分前に出たし。
リニューアルして、パステルカラーも使うのはどうかな」
急いでYouTubeを立ち上げ、見た動画を再生する。
「敢えて和風っぽいデザインにするとか」
「おー」
「やってみるのもアリだね」
お兄ちゃんがノートに「アイシングクッキー(和風)」と書く。
私は思いついたアイディアをスケッチブックに描き始める。
「他は?」
「ザッハトルテ」
「既にあるよ」
この時間は楽しくもあり、かなり大変な時間だ。
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作者名:hoshina
作成日時:2019年10月7日 19時