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彼方side
彼方「あがったよ〜」
『おかえり〜』
風呂からあがるとAはソファーでスマホをいじっていた
彼方「服、洗濯と乾燥かけてるから」
『わざわざごめんね、ありがとう』
彼方「明日仕事は?」
『ん?休みだけど』
彼方「今日泊まってけば?」
『え』
彼方「服乾くの時間かかるし、結構遅いし雨止みそうにないし…」
『いやいやいや、いいよいいよ!悪いし!』
そんな嫌がられるとちょっと傷つくんだけど
彼方「…嫌なら無理にとは言わないけど」
『嫌って訳じゃないけど!…迷惑じゃない?』
彼方「そんなの今更だし、そもそも迷惑なら言わない」
『じゃあ、お言葉に甘えて…』
彼方「ん、明日休みなら久々に飲もうよ」
『飲むー!なにある?』
なんて2人で冷蔵庫へ向かった
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『かなた〜、わたしもそれやりたい〜』
スマホゲームをしている俺のそばに来るA
珍しく沢山飲むな〜なんて思ってたけど、いつもより酔ってるみたいだ
こんな酔い方初めて見た、なんかいい事でもあったのか
彼方「だーめ、今いいとこだから」
『え〜私がやる〜』
彼方「お前これ出来ないでしょ。ってか飲みすぎ…」
『そんな飲んでないよ〜』
ふにゃふにゃと笑いながら俺に体重をかけてくる
彼方「ちょ、おも……って、うおっ」
押し返してるとバランスを崩して倒れ込んでしまった
Aを下にして俺が覆いかぶさるような形
彼方「ご、ごめん」
『ん〜…』
避けようとしてふと見ると、眠たいのかAのとろんとした目が合った
お酒のせいか赤みをおびた顔
俺のを着ていて、倒れたからか少し乱れた服
『かな、た…?』
流石にドキッとした
もちろん俺も男な訳で
『んっ…』
気づいたらAにキスしていた
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作者名:ほしいも。 | 作成日時:2018年10月26日 17時