魔界の学校を通う事したマリー (ページ7)

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夜瑠:特待生ページ7

＿入学式＿入間side

どうしよう…みんな思った以上に見た目が悪魔で怖いよ

特に隣の人なんて"俺悪魔です！人間食いたいです！"て顔してるし、マリー達は大丈夫かなぁ

入間が横を見ると2人の兄に守られるように座っているマリーがいた。彼女の顔は心做しか少し青い

人が多いところは苦手なのかな…でも2人が守ってるなら安心かも…

「校歌斉唱!!」

ザッ

先生の合図とともに1年生全員が席を立つ

へー悪魔の学校にも校歌とかあるんだ。

🎼🎶.•*"人間まるまーる我らーの食い物ー"♬︎

「ﾋｪ」

「おいマリー大丈夫か！？」(コソッ

……絶対に目立たないようにしよう！

「僕は空気僕は空気……」

「続いて理事長挨拶」

理事長、かぁ。どんな人だろう

「おーい4人ともー！おじいちゃんだよ〜！」

職場だった！しかも理事長!!入学に頑なだったのはこれかっ

「…絶対変な事するなよ」

ガゼルがそう呟いた

うんうん！顔バレしたら大変なんだよ！だから何も言わないでね、おじいちゃん！

「いや〜実は今日ね、僕の孫たちが入学したんですよ〜イルマくんと茉莉ちゃん、ガゼルくんにバーンくん皆可愛くってね〜！」

まさかの孫自慢っ

「それでねこの写真がみんなで撮ったやつ!!」

か、拡大ポスター！即顔バレしたっ

「「ふっふざけるな!!」」

「後で全員に配布します！」

「「誰もいらないよそんなの！」」

奇跡的にマリーと声が重なった

ちょっと嬉しいな…//

「よし、言いたいこと言ったから終わりっ！」

嘘でしょ！？孫自慢で終わったの！？

「おい聞いたか？あの理事長孫たちだってよ」

「すげー」

既に目立ってしまっている！

「っ！…続きまして新入生挨拶。アスモデウス君」

呼ばれたピンクの髪をした長身の悪魔がスっと席を立った。

「首席だってよ」

「きゃ〜アスモデウス様だわっ！」

「素敵〜!!」

どうやら注目はアスモデウスに写ったようだ

た、助かったぁ．

「……に、変わりまして特待生代表イルマ君。壇上に上がって下さい」

「何故！」

おじいちゃんの方を見ると親指を立てた姿があった

…初孫でテンション壊れたのかなぁ

焦った僕は涙目でマリーたちの方を見る

マリーは胸の前で両手を握りニコッと笑って励ましてくれた

可愛いっ//

ガゼルとバーンはにやにやしながら「頑張れよ」と言ってきた

「壇上に上がって下さい!!」

３人の応援を背に僕は壇上へと向かっていった。