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なら、あいつも俺のこと結構好きじゃねぇか…なんだよ、なんだよ!ならそう言えばいいじゃねぇか!!あぁ、勿論俺っちは言わないよ?恥ずかしいからね!
ブルース「そろそろ戻るかい?」
「あぁ。たくさん可愛がってやらなくちゃな」
ブルース「あぁ、その、それもそれで彼が可哀想だな」
「何言ってんだブルース!嬉しいことだろ?」
ブルース「…はは!そうだね」
「ピーター!お前もしかして俺っちのこと結構好きでしょ」
ピーター「戻ってきたと思ったらいきなりなんだよ!」
トニー「ピーター?」
ピーター「あ、いや、その。…はぁ、A。そうだね。結構好きかも。君も僕のこと好きでしょ?」
「ブルース!心配そうに俺っちを見ないでよ!大丈夫!俺っちもピーターのこと結構好きだぜ?」
ピーター「はぁ、でも…君と僕の好きは違うよ」
「あー、ちょっと待って?その言葉ドラマとかで聞いたことあるぞ?それマジで言ってる?」
トニー「ほらな?」
ピーター「マジで言ってる」
ブルース「はぁ…」
「トニー!ブルース!なんだよその、やっとわかったかみたいな顔!」
トニー「やっとわかったか」
「さっきの彼が可哀想ってそういうことかよ!なんだよせっかく可愛がってやろうと思ったのに!」
ピーター「ちょっと待って?可愛がってもらえるところだったの?ていうななんで上から目線なのさ!」
「だって年上が年下を可愛がるんだから合ってるだろ?文法は間違ってないぜ?」
ピーター「全然違うよ!可愛がってやるじゃなくて仲良くするでしょ?」
「それじゃあ、同じラインに向ける言葉じゃねぇか」
ピーター「だって同じラインでしょ?」
「何言ってんだお前?俺っちの方が年上だろ?」
トニー「これは変わらないみたいだな」
ブルース「思ってたのと違ったね」
「おいおい、俺っちのことが好きだからって同じラインにしたがるのは分かるけど、ヒーロー歴だって俺の方が長いんだ。本当は敬語使うべきだろ?でも俺っち寛大だから許してやってんだぜ?」
ピーター「それもそうだけど!それならAもスタークさんやブルース博士に敬語使うべきでしょ?」
「俺っちが敬語?それマジで言ってる?そりゃ僕だって最初は敬語だったさ。でも仕方ないだろ?この2人に頼まれたんだから。ピーター…俺っちのことがそんなに好きだからって距離を置かせようとするなよ」
ピーター「そんなことしてない!距離は置かせたいけどそしたらAが悲しむでしょ?!」
「あ、あぁ。こりゃまいったな。急にくると反応に困るっつーもんだぜ?」
ピーター「僕の勝ち!」
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作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014
作成日時:2018年8月19日 13時