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19丁 ページ20

ウェイド「あのスーツあそこの部分がキツいからAと会う時には向いてねぇのよ」

「あ、あぁ?そうか」

ウェイド「もう〜本当は気づいてるんでしょ?」

「はいはい。んで?俺っちの家くるの?」

ウェイド「少しは相手してくれよ。まぁいいさ。俺ちゃんはそんなこと気にしない。それよりもAが家に誘ってくれるなんて…!溜まってんならそう言ってくれればいいのによ」

「はぁ、お詫びの気持ちで俺の家でもてなそうと思ったけど!やっぱいつも通り店行こうぜ。俺っち猫ちゃんだから気まぐれなのよ」

ウェイド「猫ちゃんならいいじゃねぇか!そもそも何時間遅刻したと思ってるんだよ!どんな身分でそんな口叩いてやがる!」

「悪いと思ってるから呼んでんだろ?ほら、来るの?来ないの?」

ウェイド「行くに決まってんだろ!」

「よしきた!最高にもてなしてやるぜ?なんてったって俺っちサービスマンだからな」

ウェイド「あー、相変わらずダサいなそれ」

「んだよデップー。デッブー」

ウェイド「あぁ?!この体型見ろよ!デブじゃねぇだろ!みんな惚れちまうスタイルじゃねぇか!」

「なら、そのダボダボなパーカー脱いでから言ってくれよ」

ウェイド「安心しろよ。今夜ベッドの上でお互いに見せ合うんだろ?お前のバッキバキに割れた腹筋に俺ちゃんが流す白い川ができ」

「はぁ…トニーの言う通りタワーにいれば良かったかもな」

ウェイド「もう!Aったら浮気?!信じられない!私というものがありながら!」

「ほら、もう着くからそろそろ静かにしてくれよ?近所のおばさん、頼めばヤラセてくれそうな顔してるけどすっげぇうるせぇからな」

ウェイド「俺かお前の顔見たら静かになる」

「そりゃ名案だな」


こいつと話してると時間が経つのが早いな。あ、そーいや掃除したっけ?まぁしてなくてもいいよな!一応綺麗なはずだ

ウェイド「はぁー!思ってた通りだぜ!綺麗すぎて気持ちわりぃ部屋だなおい。もっと男らしいとこねぇの?」

「汚い部屋と男らしいはちげぇだろ?人を呼ぶんだ。綺麗な方がいい」

ウェイド「こんな汚ぇ俺ちゃんにそんな優しくしてくれんのお前だけだよ」

「ははっ!こりゃ可愛そうな猫ちゃんだこと!」

ウェイド「うるせぇ!んで?もてなすって何してくれんだよ。あ、それともベッドでもてなしてくれんの?」

「あぁ、もう帰るのか」

ウェイド「冗談だろ?にしても俺ちゃん腹減った」

「そうか。なら僕が作るよ。久しぶりだな…何作ろっかなー!何が食べたい?ウェイド!」

ウェイド「A…」


「飯食う前に帰る?」

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作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014  
作成日時:2018年8月19日 13時

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