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ウェイド「あのスーツあそこの部分がキツいからAと会う時には向いてねぇのよ」
「あ、あぁ?そうか」
ウェイド「もう〜本当は気づいてるんでしょ?」
「はいはい。んで?俺っちの家くるの?」
ウェイド「少しは相手してくれよ。まぁいいさ。俺ちゃんはそんなこと気にしない。それよりもAが家に誘ってくれるなんて…!溜まってんならそう言ってくれればいいのによ」
「はぁ、お詫びの気持ちで俺の家でもてなそうと思ったけど!やっぱいつも通り店行こうぜ。俺っち猫ちゃんだから気まぐれなのよ」
ウェイド「猫ちゃんならいいじゃねぇか!そもそも何時間遅刻したと思ってるんだよ!どんな身分でそんな口叩いてやがる!」
「悪いと思ってるから呼んでんだろ?ほら、来るの?来ないの?」
ウェイド「行くに決まってんだろ!」
「よしきた!最高にもてなしてやるぜ?なんてったって俺っちサービスマンだからな」
ウェイド「あー、相変わらずダサいなそれ」
「んだよデップー。デッブー」
ウェイド「あぁ?!この体型見ろよ!デブじゃねぇだろ!みんな惚れちまうスタイルじゃねぇか!」
「なら、そのダボダボなパーカー脱いでから言ってくれよ」
ウェイド「安心しろよ。今夜ベッドの上でお互いに見せ合うんだろ?お前のバッキバキに割れた腹筋に俺ちゃんが流す白い川ができ」
「はぁ…トニーの言う通りタワーにいれば良かったかもな」
ウェイド「もう!Aったら浮気?!信じられない!私というものがありながら!」
「ほら、もう着くからそろそろ静かにしてくれよ?近所のおばさん、頼めばヤラセてくれそうな顔してるけどすっげぇうるせぇからな」
ウェイド「俺かお前の顔見たら静かになる」
「そりゃ名案だな」
こいつと話してると時間が経つのが早いな。あ、そーいや掃除したっけ?まぁしてなくてもいいよな!一応綺麗なはずだ
ウェイド「はぁー!思ってた通りだぜ!綺麗すぎて気持ちわりぃ部屋だなおい。もっと男らしいとこねぇの?」
「汚い部屋と男らしいはちげぇだろ?人を呼ぶんだ。綺麗な方がいい」
ウェイド「こんな汚ぇ俺ちゃんにそんな優しくしてくれんのお前だけだよ」
「ははっ!こりゃ可愛そうな猫ちゃんだこと!」
ウェイド「うるせぇ!んで?もてなすって何してくれんだよ。あ、それともベッドでもてなしてくれんの?」
「あぁ、もう帰るのか」
ウェイド「冗談だろ?にしても俺ちゃん腹減った」
「そうか。なら僕が作るよ。久しぶりだな…何作ろっかなー!何が食べたい?ウェイド!」
ウェイド「A…」
「飯食う前に帰る?」
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作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014
作成日時:2018年8月19日 13時