異変 ページ12
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ある日、午後練も終わって学校から帰ってくると、玄関にたかの靴が置いてあった
あれ…？
いるのかな…
珍しいな…って思いながら家に入ったけど、リビングは真っ暗だった
「たか〜、いるー？」
一応呼んでみたけど、返事はない
なんだ…いないのか
ちょっとだけ嬉しかったのに…。
そう思っていつも通り部活着を洗濯したり、明日の準備をしたりしてると、ふと、流しに溜まった洗い物が目に入った
「あれ…」
いつもは朝たかが洗ってるのに…
もしかして…と思い、たかの部屋へ向かった
コンコン
一応ノックしてから、そっとたかの部屋のドアを開ける
「…っ、」
やっぱり…
部屋の中には、ベッドに横になるたかの姿があった
電気もついてないから、もしかしたら朝からずっとこうだったのかも…
そっと電気をつけて、たかの近くへ
「たか…、たか…」
「ん…」
「たか…、大丈夫…、？
具合悪いの…？」
目を覚ましたたかは、すごく顔色が悪かった
「ぁ…ゆうや…」
たかが体を起こそうとするから、慌てて止める
「いいから、寝てて？」
そっと触れてみた感じ、熱はなさそう…
たか、ちゃんとご飯食べてなかったから、貧血かな…
そう思った時、枕元に置いてある頭痛薬を見つけた
「…頭、痛いの？」
「ん…」
そっか、じゃあ氷枕とか持ってきてあげよう
そう思って動こうとした時、ベッド脇のゴミ箱が目に入った
え…、うそ…
…もしかして、ずっと？
ゴミ箱の中には、何個も頭痛薬の空き箱が捨てられていた
こんなにたくさん…
毎日、薬飲んでたの…？
だから食欲なかったの…？
うそ…
俺、全然知らなかった…
「たか…
…ごめん…、気づけなくて」
「ゆうや…
…だいじょぶだから…おれ…」
「…っ、大丈夫じゃないじゃんっ、」
こんなの、大丈夫って言わない…っ
「他に辛いところない？」
「ん…」
「お腹は？今日なんか食べた？」
「んーん…」
「ねぇ、もしかして飲み物も飲んでないの？」
「ん…
…動くの…しんどくて、」
…なんでよ…
そんなに辛いなら、なんで言ってくれないの？
俺だって、兄ちゃんの役に立ちたいのに…
「ちょっとまってて、」
お茶と氷枕をたかの部屋に持っていく
「はい…たか、」
「…ありがと」
たかは、お茶を飲むために起き上がるだけでもすごくしんどそうだった
．
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星ます(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん、コメントありがとうございます！大変お待たせしてしまってすいません(>_<;)ゆっくりすぎ更新ですが、これからもよろしくお願いします(_ _)♪ (2020年5月16日 7時) (
レス) id: b75340aef3 (このIDを非表示/違反報告)
星ます(プロフ) - ますぷにさん» はじめまして！ありがとうございます、嬉しいです！めちゃめちゃ亀更新作者ですが、これからもよろしくお願いします(´∀｀*)頑張りますっ (2020年5月16日 7時) (レス) id: b75340aef3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます^ ^続きも楽しみにしています！ (2020年5月14日 22時) (レス) id: f8e2716cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ますぷに - はじめまして！密かに更新楽しみにしてました！星ますさんの小説大好きです！これからも陰ながら応援しています。頑張ってくださいっ！ (2020年5月14日 22時) (レス) id: 55831cd9e5 (このIDを非表示/違反報告)
星ます(プロフ) - ゆーさん» 初めまして！読んでいただきありがとうございます…！！また再開できるように頑張ります(>_<;) (2020年1月28日 11時) (レス) id: 4938c76c85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星ます | 作成日時：2019年11月1日 12時
